小出裕章
ttp://actio.gr.jp/2007/11/19061359.html
何より温暖化対策を真剣に考えるのならば、膨大な温排水を出している原発こそ真っ先に
停止すべきです。100万キロワットの原発の原子炉の中では、300万キロワット分のエネル
ギーが出ています。電気になっているのはたった3分の1で、残りの200万キロワット分の
エネルギーは海に棄てています。

 私の恩師である水戸巌さんは、「原子力発電という名前は正しくない。正しい名前は『海温め
装置』だ」と指摘されました。私はこれを聞いて、目から鱗が落ちる思いがしました。確かに原発
のエネルギーの3分の2は海に棄てられ、海を温めているのですから「海温め装置」と呼ぶのが
正当です。