圧力抑制室から炉心へ緊急炉心冷却装置の系統は複数あるので、そのうちの一つのルートに
以下の浄化装置を取り付ける。  圧力抑制室内の水に汚水を混ぜて処理してゆく。

  90℃ 0.7気圧 1気圧 0.7気圧 1気圧  2段で浄化目標1/100万
圧力抑┌──┬──┬──┬──┐
制室.↓│蒸気⇒蒸気│蒸気⇒蒸気│ ⇒が遠心送風機 0.7気圧と1気圧の差を生む
│∴∴├……┼||─||┼……┼||─||┤ ……は水蒸気しか通さない膜を波板状にして表面積を増やす
│汚水│汚水│||∴||│∴∴│||∴||│パイプは実際は汚水中をパイプグルグル通り清水中に吹込 熱結合させ気化熱を戻す
│∴∴弁∴∴│∴∴弁∴∴│∴∴===>一部は原子炉冷却水として90℃のまま戻す(6トン/h)
└──┤90℃│90℃│∴∴│∴∴│  残りをゼオライト吸着して清浄水にして保存
     │∴∴├──┴─┬┴──┘
     │∴∴│      └─→フィルタ等で一部を濃縮して廃液を入り口に戻す
     │∴∴│ 10mくらい掘る(上部で蒸発し濃くなった塩水はその重みで沈)
     │塩塩│ 4x4mくらいの容器
     └──┘<--塩の溜まる場所は地中に (水は熱伝導率が悪いので地中温度に)

・水蒸気しか通さない膜
 ゴアテックス :http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%A2%E3%83%86%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
 http://www.google.co.jp/search?q=%E7%96%8E%E6%B0%B4%E6%80%A7%E5%A4%9A%E5%AD%94%E8%B3%AA%E8%86%9C

・圧力抑制室内温度は、緊急炉心冷却装置ECCSを動かせば1日に10℃くらい上がるので、それで調整
・逆に温度を下げたい場合は、自然放冷した清浄水を炉に入れる
・1段目は深い容器に、塩の濃度勾配で放射性物質を閉じ込められる。 つまり海水が入った事を逆用した封じ込め。
・しかし2段目は同じ方法は使えない。 だから2段目の放射濃度は運転と共に上昇するので引き抜きが必要。
・2段目の精浄水からの濃縮法としてはフィルタの他に、水滴を作って表面を気化させて濃縮しサイクロン気液分離などで戻す
・原子炉冷却は気化熱を奪えばいいので高温のまま戻しても問題ない
・もし、ポンプ等への影響があるなら、清浄水を大型タンクで自然空冷して戻す