>>38
今、原子炉を冷却しているのは水を流す事ではなく水の沸騰による気化熱。
SC:サプレッションチェンバには3200トンしか入れられないから、水を出来るだけ節約しなければならない。
だから水で冷却では水が大量に必要になるので水の気化熱で冷やさなければならない。

沸騰するには空間が必要。 なべに水を一杯に入れて火にかければ吹き零れるでしょ?
だから圧力容器の上にはそのための空間(蒸気乾燥機)がある。 でも蒸気乾燥機は高圧+純水で設計されている。
現在は常圧に近いし、不純物があると沸点前から激しく泡立つ。 

だから、水位が上がると、蒸気だけでなく水も吹き出てしまい、結果水位が上がらないという事になる。
比熱が500倍くらいあるから、沸騰せず冷やすには6倍以上の水量が必要になる。
沸騰なら 7トン/時 で3200/(7*24)=19日もつのが、4日持たない事になる。
つまり、循環冷却して水量節約を考えなくてよいようにならなければ冠水出来ない

というか、そろそろサプレッションチェンバは一杯になる。