【パリ共同】フランス原子力安全局のラコスト局長は28日の記者会見で、
福島第1原発事故で放出された放射性物質による汚染は、屋内退避の
範囲である原発から半径30キロ圏の外側にも広がっているとの認識を示
した。
 ラコスト局長は、事故の状況などから「30キロ圏外に汚染が広がり、農
作物などにも影響が出ていることは明らか。汚染が100キロ圏に広がった
としても全く驚かない」と警告。「(汚染除去などで)状況が管理できるまで
に、数年から数十年を要する」との考えも示した。
 日本では既に、放射性ヨウ素による被ばく線量について、30キロ圏外で
も100ミリシーベルト以上になり得るとの試算が明らかになっている。
http://www.47news.jp/47topics/e/202892.php