アメリカの4号機使用済み燃料プールの見解がでたよ

 【ロサンゼルス共同】米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は18日、東日本大震災で
被災した福島第1原発4号機について、使用済み燃料プールに亀裂が入り、冷却水が
漏れている可能性があると報じた。米原子力規制委員会(NRC)の複数の原発専門家の
分析として伝えた。

 亀裂の場所などは特定していないが、同紙は、漏えいが事実とすれば放水などによる
冷却作業が一層難しくなり、「打つ手のない」(米物理学者)状況に追い込まれると
指摘している。

 NRCの専門家は同紙に対し「(地震発生から)数日だけで、これほどの量の冷却水が
蒸発するのは疑わしい」との見方を示した。亀裂の原因としては、地震の強い揺れや、
それによる機材の落下が考えられるという。

 ニューヨーク・タイムズ紙(同)も、原子力企業幹部による同様の分析を紹介。
米政府当局者は、4号機の建屋で15日発生した火災が完全に鎮火したかどうか確信を
持てていないと伝えた。

 また、米軍機が収集したデータは、福島第1原発から半径30キロ圏外には、深刻な
放射性物質が拡散していないことを示しているとした。

 福島第1原発の事故をめぐっては、NRCの技術者も来日し、情報収集などに当たっている。

ソース:http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031901000641.html