今回の被害は金額で示すことが不可能な被害も多い。

たとえば、原発非難圏内の行方不明者の捜索活動だ。

自分の子供が行方不明になり、捜せない状況をどう考えるか、もし、原発
による非難が無ければ、探し出し、助かった命もあるかもしれない。現に
9日間も行き続けた被災者も居る。

また、付着した放射線の影響で、家族に引き渡せない死体もある。

このような チェルノブイリを越えるような悪夢 を今なおもたらしている
福島原発を安全だといい続け、スッカスカの指針でさえ設計時考慮すべき”津波”を
軽視し、柏崎刈羽の自身の経験も反映せず、ディーゼル発電機を海水面より下に設置し
たため、起動できなかった東京電力の無知っぷりを踏まえれば、

東京電力の国有化=役員へ原子力専門家の登用+社員の公務員程度の給与水準の適正化
+意識改革

は 当然の成り行き である。他電力についても、検討に値するだろう。