2ー30年後の未来では、原子力は今程度か多少の増減(あるいはかなり減るか)だが、火力発電は大きく減り(温暖化と石油供給大幅減で)
自然エネルギーによる発電、中でも一番可能容量が大きい太陽光発電は莫大にやらざるを得なくなり、20年後には総計1億5000万kWくらいにまでしなくてはならないはずだ
(1億5000万kWでも年間発電量は1600億kWhくらい)

 そうなると晴れた時と曇った時の発電量が大きく違う(何千万kWも)いわゆる時間変動問題が出てくる
暗く曇ったときは大きく使用電力量をへらさざるをえなくなり、水素製造量の増減でもかなり調整できるが、今の技術の延長上では
くもったとき相当な計画停電せざるを得ないだろう

今年の場合の「計画停電」はその時代のための予行演習的意味合いがあるのである
計画停電的なものにいずれはなれるため今年の計画停電は大きな意味を持つだろう
いずれ電力も不足気味のため、何らかの不便は受け入れる時代が来るのだ
その代わり太陽光発電が莫大になると晴れたときは思い切り電力が使え。超大電力を消費する工業部門も時間は多少減るが継続できる
自然エネルギー発電が莫大にならないとそれらの工業は続けられない