変圧器Part11
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0014名無電力14001
2011/01/30(日) 08:32:25変電所ではこの時点で強制的にCBを再投入してしまう。
これを「高速再閉路」と言う。
雷による地絡の場合は、この再閉路後に無事に送電が可能になる。
そうで無い場合は本当に地絡事故なのでCBを再度開いて事故点を開放する。
これを一回で終わらせる場合もあるし、数回行う場合もある。
この高速再閉路をバタバタやっているときは、健全回線の送電線が一時的に過負荷になる。
勿論OCRがメイクするほどの過負荷・時間では無いからOCRはメイクしないが、その間電圧が不安定になる。
これが瞬時電圧低下のもう一つの原因である。
CBの操作だが、3極同時操作より単極操作の方がレスポンスが良いので単極操作が出来るCBが実用化されている。
又、落雷時に地絡以外に相間で短絡になる事もある。
これも基本的にCBの操作は同じで、過電流を検出した後で高速再投入を行う。
この様な事を行う事に依り停電時間を大幅に短縮する事が出来る仕組みになっている。
しかし、超高圧送電線は送電容量が非常に大きいので、この様な電圧の変動を起こしてしまうと影響が広範囲に広がる事になる。
以上
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