原子力発電所で万が一の事故が起きたら、原子炉を止め、放射性物質が外部に漏れないように「5重の壁」でしっかり閉じ込めます。
この対策は原子力発電所が備えている基本的な安全対策です。
したがって、プルサーマルを行うことで被害が大きくなるということはありません。


第1の壁 燃料ペレット  ウランとプルトニウムを焼き固めたペレットにして、放射性物質を内部に閉じ込める。
第2の壁 燃料被覆管  ペレットを丈夫な金属管に入れて密封する。
第3の壁 原子炉圧力容器  厚い鋼鉄製の圧力容器で気密性を保ち、放射性物質が外に出るのを防ぐ。
第4の壁 原子炉格納容器  鋼鉄製またはコンクリート製の壁で、放射性物質が外に出るのを防ぐ。
第5の壁 原子炉建屋  厚いコンクリートの壁で、放射性物質が外に出るのを防ぐ。