産廃処理工場で作業員2人死亡 静岡・富士市
2010年11月4日 18時26分

4日午前8時35分ごろ、静岡県富士市五貫島、
害虫駆除大手サニックス(福岡市)産業廃棄物処理施設から「作業員の男性2人の姿が見えない」と119番があり、
駆け付けた消防署員が、2人が廃プラスチック破砕機の中で死亡しているのを確認した。

県警富士署は、事故死の可能性が高いとみて詳しい状況を調べている。

富士署によると、2人はいずれも「サニックス富士工場」社員の同県三島市東大場、石井弘亮さん(45)と同県沼津市今沢、稲葉吉信さん(36)。

破砕機に送る廃プラスチックをためる中間槽に詰まったゴミを取り除こうとした際、落下してきた重さ約1トン以上の廃プラに埋もれ、窒息死した可能性が高いという。

同署によると、2人は3日午後9時から4日午前5時の夜勤。現場に他の勤務者はいなかった。

サニックスは「再発防止に全力で取り組む」とのコメントを出した。
(共同)