>>553 西日本放送
香川県内では、先月の地震の後から温泉にある変化が見られています。
まんのう町の美霞洞温泉は、徳島県との県境に近い山間部にあります。
地震のあと変化したのが温泉の「お湯の色」です。
東日本大震災から1週間で白く濁りはじめ、2週間ほどたったきょうでも底が見えにくいほど濁っています。
お湯が濁る現象は、阪神淡路大震災やその後の地震でも見られました。
専門家は地震の影響を受けたものと見ています。
佐々木教授によると、濁りは、おそらく硫黄物質の増加によるもので、30年ほど前の美霞洞温泉は、単純硫黄冷鉱泉だったことから、硫黄分が戻ってきたと考えられます。
地震発生前後には温泉の成分に変化がみられるということで、今回の地震では、美霞洞温泉以外に高松市塩江町の奥の湯温泉と徳島県の松尾川温泉でも変化があったということです。