四国電力 原子力本部の松山市への移転を決定
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福島第一原発の事故を受け四国電力は、伊方原発に対する県民の不安解消に向け現在、
高松市にある原子力本部を松山市に移転することを決めました。

県庁を訪れた四国電力の千葉昭社長は中村知事に対して「原子力本部の中枢機能を
愛媛県に持ってくることによって、我々が安全安心に取り組む姿を示すことが今、
求められていると私自身が感じて決断した」と原子力本部を松山市に移転することを報告しました。

一方県内への移転を強く要請していた中村知事は四国電力の決定を評価した上で
「これから県庁、伊方町、八幡浜市、いろんな地域の皆さんとのやり取りも増えてくると思うが、
責任を持った方々が松山市にいて、常日頃から連携が取れ、色々な話し合いもスムーズに
進んでいく態勢が立てれる」と述べました。

原子力本部は6月末頃に松山市に移転予定で副社長の原子力本部長が松山市に常駐し、
新たに25人の職員を配置して地域と一体となった原子力部門の業務運営にあたるとしています。

これまで四国電力は原子力本部の移転については高松市の本社機能と二重構造に
なることなどを理由に見送っていましたが、今回は安全・安心を優先した結果としおり、
この点について千葉社長は「若干の業務効率の低下ということを犠牲にしてでも安全・安心の方を
優先すべく、我々、本部長以下で効率の若干の低下については情報連携等を丁寧に
進めることによって補っていく」と述べています。