串本町議会:「海を守る町」宣言 ごみ処分場建設を牽制 /和歌山
10月7日14時0分配信 毎日新聞

串本町は9月議会で「ラムサール条約の海を守る町」宣言を、全会一致で議決した。
同町高富の2地区は、紀南地方の広域ごみ最終処分場建設候補地だが、現地調査前に宣言することで建設を牽制(けんせい)した。
宣言は「同条約の理念は、地域の人々による自然の賢明な利用と保全。
この理念を尊重し、素晴らしいサンゴの海を未来の子どもたちに残せるように、守り育てていく」としている。
同町は今後、記念日制定や子ども環境学習会などを通じてアピールしていく。
「サンゴの町」宣言は旧串本町が90年3月にしたが、05年4月の旧古座町との合併で消滅していた。
同年11月には同町沿岸海域が「サンゴの海」として同条約に登録された。
10月7日朝刊