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発想はおもしろいけど、非現実的。

まず太陽光は総電力の5%までしか導入できない。
発電設備量はピーク電力に合わせて作る。5%のうちは電力ピークに対して
有効に働くが、5%を過ぎるとそれができなくなる。5%以上では蓄電設備
を併用する必要がある。
そしてもっとも安い蓄電方法はやはり揚水(発電)である。設備は簡素だし、
効率が圧倒的に高い(70%)。揚水発電を超える蓄電方法は未来永劫まず
出てこれない。(エネルギー変換効率を考えるとこのことは自明。
化学反応を使う電池系では理論上達成できない。)そして揚水設備の
改良の余地はほとんど残されていないため、いくらコストダウンしても
太陽光は総電力の5%が設置限界。

風力に関しては分散設置によってベース電源になりうる。ただし欧米に比べると
日本では設備費がかかる(夏の台風や冬の北風が強い。山がちで設置に不向き)。
そしてなにより、風力で発電した電力は質が悪いので整形にお金がかかる。
更なるコストダウンが必要だね。太陽光と違っていずれは時間が解決して
くれる可能性はある。

日本は地熱発電の研究/開発をもっと行うべきじゃないかな?
現状だとコスト悪すぎるけどね。コストが悪いのは適切な耐熱材が無く、
浅くしか掘れないため、ある程度熱を取り出すと熱源が枯れてしまい、
再び場所を変えて掘りなおさなければならないから。

耐熱材が開発できれば深く掘ることができ、熱源はかれることは無く、飛躍的
にコストを削減できる。また耐熱材は色々な物に応用できる。

将来的には風力and/or原子力(一定発電)がベース、原子力(負荷発電)がミドル、
太陽光がピークカット(5%)、地熱が局所負荷発電がベストかと。