エネルギー関連ニュース速報 7
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0402名無電力14001
2009/11/29(日) 14:28:15http://www.nikkei-science.com/page/magazine/1001/201001_022.html
温暖化ガスの排出を削減する最も効果的な手段は,化石燃料からクリーンな再生可能エネルギーへの
大規模なシフトだろう。風(wind)と水(water)と太陽光(sunlight)の「WWS」によって,
化石燃料の利用を全廃することが可能だ。世界の全エネルギーを2030年までにWWSによって
供給するにはどうすればよいか,以下に私たちの計画を示す。
米エネルギー情報局(EIA)によれば,現在,ある瞬間に全世界で同時に消費されているエネルギーは
最大で約12.5テラワット(TW:1TWは1兆ワット=10億kW)だ。そして世界的な人口増と生活水準の
向上に伴い2030年には世界で16.9TWのエネルギーが必要になるとみている。これはエネルギー源が
現在と同じく化石燃料に大きく依存している場合の予測だ。
しかし,世界が化石燃料やバイオマスを燃やさずに全エネルギーをWWSに求めた場合には,
興味深い節減効果が生じるだろう。世界のエネルギー需要は11.5TWですむ。
電化によってほとんどの場合,エネルギーの利用効率が上がるからだ。
世界需要が16.9TWに増えたとしても,WWS資源はそれをはるかに上回るエネルギーを
供給できるだろう。風力は全世界で約1700TW,太陽光は6500TWに上ることがわかっている。
もちろん,外洋や高山,自然保護地域などでは風力や太陽光は利用できないだろう。
しかし,これらと風力開発に向かない弱風地域を差し引いても,40〜85TWの風力と
580TWの太陽光エネルギーが残る。いずれも将来の人類のエネルギー需要をはるかに上回る量だ。
なのに現在の風力発電はわずか0.02TW,太陽エネルギー発電はたったの0.008TWだ。
これらはとてつもなく巨大な未利用エネルギー資源といえる。
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