「道路を走って車を充電」システム、韓国で開発
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/18/news034.html

韓国最高峰の技術系大学が、一部の電動歯ブラシで電力を送るのに利用されている
技術を使って、道路に電気自動車の充電システムを組み込む計画を策定した。

まだ実験的段階のこの計画では、幅20〜90センチ程度で長さ数百メートルのパワース
トリップ(電源タップ)を道路の表面に埋め込む。

車の底面にセンサー付き磁気デバイスを取り付けると、パワーストリップの上を走行する
際に電気を吸収できる。パワーストリップに直接接触しなくてもいい。

「1つの都市の道路の約10%にこのパワーストリップを設置すれば、電気自動車を充電できる」
と韓国科学技術院(KAIST)で「オンライン電気自動車」計画のマネジャーを務めるチョー・ドンホ
氏は語る。

同校は、ソウルの約140キロ南にあるテジョンのキャンパス内にゴルフカート用のプロトタイプを
設置した。現在は自動車やバスに電力を供給するシステムに取り組んでいる。

このシステムは一度に複数の車両を充電でき、電気自動車とバスのバッテリーを小型化したり、
走行距離を伸ばせるようになるだろう。