グーグル、強化地熱発電を熱く語る――MIT主催クリーンエネルギー賞の発表式典で
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/cnet/20090515-OYT8T00657.htm

 マサチューセッツ州ケンブリッジ発――Google.orgの気候およびエネルギーイニシアチブ担当ディレク
ターを務めるDan Reicher氏は、われわれが未開拓の再生可能エネルギー源の上に立っていると述べる。

 つまり、強化地熱発電だ。

 Reicher氏は米国時間5月12日、マサチューセッツ工科大学が主催し電力会社NStarが一部の資金を提供
したClean Energy Prizeの受賞者発表の場において、大学生らを前に講演した。

 クリーンエネルギー推進の話題に加えてReicher氏は、Googleが現在プライベートベータ版の段階にある
ウェブベースの家庭用エネルギー監視ソフトウェア「PowerMeter」を「非常に近い将来」発売する予定で
あると述べた。同ソフトウェアは現時点では、家庭における電化製品の消費電力の監視が可能だが、Google
は将来的には、消費者がオフピーク時のより安価な電気料金を利用できるようにする機能や需要反応プログ
ラム(Demand Response Program)を追加する予定である。

 同社の主要事業は検索であるにもかかわらず、Googleは再生可能エネルギーと効率化を積極的に推進し
ている。同社は、非常に大きなソーラーアレイで電力を得るプラグイン自動車を何台も所有し、ハイテク技
術を利用したエネルギー問題への取り組みの推進に向けて政治家らにも影響を与えようと活動している。