エネルギー関連ニュース速報@環境・電力板 4
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0116名無電力14001
2009/04/23(木) 15:10:59「2000年に長野県伊那市の三峰川電力を買収、海外でも電力事業を拡大してノウハウを
蓄積してきた」として小水力発電の運営に自信を見せる。
丸紅は手始めに、三峰川電力の既存発電所の放水を再利用したミニ水力発電所を稼働させており、
4月17日には完成式が行われたばかり。投資額は5億円程度と小さいながら、最大出力は480キロワットで、
700世帯分の電力をまかなえる。5年以内に全国10ヵ所で新規建設や既存施設の買収を目指す。
ネックだった採算性については、通常一基ずつオーダーメードで造る発電機に安価な汎用品を
使用してコストダウンを実現した。
日本には約1700の水力発電所があるが、ダムなどを利用する既存の大型発電所は環境型電源とは
みなされない。これに対しミニ水力発電所はダム建設が不要で環境負荷も小さい。そのため新エネルギーに
位置付けられており、参入企業には、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から事業費の
3分の1が補助金として拠出される。また太陽光発電と同様に、新エネルギーとして電力会社などに
販売することも可能だ。
丸紅は「莫大な利益を上げる事業には成りえないが、安定した利益を上げる目途はたった」として
早期の収益化を狙う。
かつて農村では、農業用水路などを使った自前の水力発電で電力をまかなうのが当たり前だった。
「9電力体制」の確立による電力網の普及で廃れてしまったが、全国には放置されたままの用水路が
多数残っている。そうした放置施設を有効活用して収益化できれば、“地味エネルギー”が
新エネルギーの柱の一つに躍り出ることも不可能ではない。
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