<福島第1原発>圧力異常で原子炉停止 放射能漏れなし
起動操作中の東京電力福島第1原発1号機(福島県大熊町、沸騰水型、出力46万キロワット)で25日午前4時ごろ、原子炉の圧力異常を示す警報が作動した。
このため制御棒を全挿入し同8時50分ごろ、原子炉を停止した。今のところ、放射能漏れや作業員への影響はないという。
東電によると、1号機は定期検査を21日に終えて起動する作業中で、異常時の出力は約13%だった。送電系統への接続前だったため、
原子炉で発生した主蒸気を発電タービンに送らず、「タービンバイパス弁」を通して逃がす予定だったが、8個ある弁がいずれも閉まっていたことが判明。
弁を一斉に動かす駆動装置の連結部分が外れていることが分かった。
その後、手動操作で弁を開放したほか、原子炉内の蒸気を自動的に逃がす安全弁も作動し、圧力異常は収まったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090225-00000035-mai-soci