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北朝鮮核実験 前回より大きな爆発 ミサイルも3発発射
5月25日22時52分配信 毎日新聞【北京・西岡省二、ソウル大澤文護】

北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、同国が06年10月に続き2度目の地下核実験を実施したと伝えた。
報道文は狙いを「自衛的核抑止力強化のため」と位置付け、「成功した」とした。
北朝鮮が4月の長距離弾道ミサイル発射に続き、再び核実験に踏み切ったことで、日本や米欧だけでなく、北朝鮮の最大の支援国・中国を含む国際社会の強い反発は必至。
北朝鮮の実用可能な核兵器開発は、朝鮮半島の一層の緊迫化を招く。

韓国青瓦台(大統領府)報道官は25日、「午前9時54分、咸鏡北道吉州郡豊渓里(ハムギョンプクドキルジュグンプンゲリ)付近でマグニチュード(M)約4.5の人工地震が感知された。核実験の可能性がある」と発表した。

米地質調査所(USGS)によると、地震の規模はM4.7。震源は非常に浅かった。
核実験全面禁止条約機関(CTBTO)は、震源地を前回の実験地から西へ数キロ離れた場所と推定した。
前回実験による地震規模はM4.3だったため、今回はより大きな爆発があったとみられる。

また、核実験後の正午過ぎに北朝鮮の咸鏡北道花台(ファデ)郡舞水端里(ムスダンリ)付近から1発、午後5時過ぎに江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)付近から2発の短距離ミサイルがそれぞれ発射された。韓国メディアが報じた。
いずれも地対空ミサイルで、専門家からは「米軍偵察機などをけん制する目的ではないか」との見方が出ている。