大気汚染 4
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0352名無電力14001
2009/03/08(日) 20:49:483月8日11時1分配信 毎日新聞
赤平市の植松電機が製造した小型ロケット「カムイ型ハイブリッドロケット」が、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の飛行実験に初めて用いられることになった。
カムイを使った宇宙開発事業を計画しているNPO法人が実験を受注。
JAXAが民間に飛行実験を委託した例は国内になく、関係者は「カムイの実力が認められた」と喜んでいる。【水戸健一】
JAXAは北海道大と共同で、一つのエンジンで離陸から超音速までの速度調整が可能な「ロケット複合エンジン」の研究を進めている。
これまでは地上施設で実験を行っていたが、一部データの取得が困難なため飛行実験の実施を検討。「北海道宇宙科学技術創成センター」(HASTIC)に委託した。
大学などから低額で飛行実験を請け負った実績があるうえ、全長約3メートルというカムイのサイズが今回の実験に適していることから、HASTICに白羽の矢が立った。
JAXA宇宙輸送ミッション本部によると、実験は音速に近いマッハ0・4の環境を実現できる上空500メートルで行う。
カムイは北大大学院の永田晴紀教授が開発した「純道産ロケット」。
燃料に火薬ではなくポリエチレンを用いることで製造費を大幅に削減させた。
実験のコストは数百万円。JAXAが同様の実験を行う場合、「その10〜100倍はかかる」(JAXA)という。
◇大樹で16日実施
実験は16日、十勝管内大樹町で行われる。
HASTICの伊藤献一理事長は「実験の委託は技術面が評価されたからこそ。何とか事業本格化のめどは立った。ただ、定期的な受注があるわけではないのでマーケティング面にはまだ課題がある」と話している。
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■ことば
◇北海道宇宙科学技術創成センター(HASTIC)
03年に道内の研究者を中心に発足した。
植松電機が製造する「カムイ型ハイブリッドロケット」で宇宙開発事業への参入を目指す。
研究機関から飛行実験を請け負うほか、農地観測衛星などの打ち上げを低額で提供して、宇宙の民間活用を進めようとしている。
3月8日朝刊
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