柏崎刈羽原発でぼや=停止中の1号機、1人やけど−東電
3月5日10時35分配信 時事通信

東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市、刈羽村)は5日、
新潟県中越沖地震の影響で点検、運転停止中の1号機原子炉建屋で、地下5階の原子炉隔離時冷却系ポンプ室から煙が出たと発表した。同日午前8時55分ごろ火災報知器が作動し、協力企業社員らが消火作業を行い、消防が同10時35分ごろ鎮火を確認した。
外部への放射能による影響はないという。同原発での火災は地震後8件目。
東電によると、協力企業の男性社員(39)が顔に軽いやけどを負い、病院に搬送された。
同原発広報部によると、ポンプ室では、4人が同日朝からポンプの分解点検の準備作業中で、危険物保管箱内でアルコール性洗浄液を別の容器に移し替え、小分けにしようとしていた。
近くには洗浄に使うエタノール缶が入ったポリ袋があり、ここから最初に火が上がったという。