<JR西日本>元部長が居眠り? 脱線事故遺族説明会で
9月5日10時21分配信 毎日新聞

JR西日本が8月に開いた福知山線脱線事故の遺族説明会で、
元運輸部長(59)が遺族から居眠りを指摘され、退席させられたことが分かった。
元部長は「10秒程度目をつぶった」と釈明したが、JR西は「遺族の心情を害した」として元部長の報酬を10%(3カ月)カットする処分をした。

説明会は22日、大阪市のホテルで開催。
山崎正夫社長(当時)ら幹部が遺族約90人と向き合って座り、事故原因の分析や安全推進の取り組みを説明した。
元部長はこの席で居眠りしたといい、JR西と元部長は3日から遺族におわびの文書を送った。

元部長は07年6月から、富山市にあるJR西の子会社社長。
昨年9月、兵庫県警に業務上過失致死傷容疑で書類送検されたが、今年7月、神戸地検が容疑不十分で不起訴処分にした。【鳴海崇】