特に大気汚染に対して、六ヶ所村よりも強固な安全策が必要とされる。



MOX 貯蔵施設へ 玄海原発 作業公開
6月9日7時7分配信 西日本新聞

九州電力は8日、
玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)のプルサーマル発電で使用するプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を、輸送容器から水を張った貯蔵用プールに移設する作業を報道機関に公開した。

燃料はフランスで製造され、海上輸送で5月23日に同原発へ搬入された16体。
同27日から1日2体のペースで移設されている。
ウラン燃料より放射線量が多く、表面が高温のため、同原発3号機に装てんされるまでは使用済み核燃料用プール(水深12メートル)に貯蔵する。

公開されたのは14体目の移設作業。
全長4メートルの燃料は、放射線を遮るステンレス製ケースに覆われた台上でのテレビカメラによる外観チェックの後、貯蔵プール出入り口の水路へ。
その後、専用クレーンにつり下げられて水中を移動。
格子状に区分けされた水底の保管場所に、ゆっくりと沈められた。

移設は9日に完了する予定。
燃料は今後、国の「輸入燃料体検査」に合格すれば、8月下旬から始まる定期検査で3号機に装てん。
11月中旬から国内初のプルサーマル発電で使用される。
=2009/06/09付 西日本新聞朝刊=