>炉心への冷却水が減少し、空だき状態が始まったのは二十八日午 前四時ごろ。そのために燃料棒の一部が溶融を起こし、放射線が大 気中に漏れた。が、事故を知らない周辺住民は、いつも通りの生活 を続けた。

これのどこを見ても、元々放射線と放射能の違いを解っていない人が見たら、勘違いしたまま読んでしまう。

放射線とは放射性物質の事だと。

この記事はそれを知っている人が読むのか、そういった知識の無い人が読むのか?
勿論後者で有ろう事は容易に想像がつく。
なぜか、知っている人は事故の状況が解っているから被害者個人のレポートは余り興味がない。(と言えば誤解を招くが)
しかし、こういう危機感を煽る記事は知識の無い人が状況を解ろうとして読み、書く側はそれを伝える為に書くのである。

この場合、被害者個人の代弁をしてレポートを書いている記者が、こんな簡単な言葉使いを間違えてどうする!
記者と言えば、万人に解りやすく勘違いの無い様に書くのを職業とする人の事である。

前後の文章から隠された内容を想像させるのは小説家の仕事だ、俳句をたとえに出しているが、それなら新聞全てを俳句で書いて解るのか?
専門用語が混ざるのは内容上仕方がないとしても専門用語の使い方を間違えるのは許されてはいけないのではないか?
万人が読んで意味が分かってこその新聞じゃないのか・・・・と小一時間書いてみる(w