大飯原発3号機、配管に過去最大の傷 福井
8月27日21時23分配信 産経新聞

定期検査中の大飯原発3号機(福井県おおい町)の原子炉容器につながる1次冷却水配管の溶接部で深さ15ミリ以上の傷が国内で初めて見つかった問題で、関西電力は27日、
傷の深さは20・3ミリだったと発表した。
関電の原発で見つかった配管の傷としては過去最大の深さ。定期検査は4月下旬までの予定だったが、運転再開のめどはたっていない。

傷は4月上旬に見つかったが、予想よりも深いため、関電は安全上必要な配管肉厚を70ミリから64ミリに変更し、深さ10・5ミリ(肉厚64・1ミリ)まで削ったが傷は消えなかった。

このため7月末、傷周辺の必要肉厚を53ミリに変更し、国の確認を経て研削を続けた結果、傷の深さが判明した。