八戸市の実証実験では、主なエネルギー源を太陽光と風力にし、不安定な出力をカバーするために、
下水処理施設の汚泥ガスを利用したバイオガスエンジン発電を基幹電源として起用した。併せて、
バッテリーなどの二次電源を応用し、八戸市庁舎や複数の小中学校、水道企業団旧庁舎、終末処理
場を独自の系統でつなぐシステムを構築したうえで、東北電力の系統から切り離し、再生可能エネ
ルギーだけで1週間の自立運転が可能であることを実証した。

平日を含む1週間という長期にわたるマイクログリッドの実験が市街地で成功したのは、世界でも
初めてのことだという。この間、自然電力の変動を抑え、出力変動をほぼ一定に制御することにも
成功した。(http://premium.nikkeibp.co.jp/em/report/88/02.shtml