木炭を、繰り返し入れ替えたり、回収できるようにした方がいい。
最後は焼却処分することになるだろう。


リサイクル木炭で河川浄化作戦…ダムの流木を焼いて利用
3月14日10時47分配信 読売新聞

埼玉県坂戸市と地元自治会などが、市内を流れる鶴舞川で、リサイクル木炭を使った水質浄化作戦を展開している。

木炭の脱臭、消臭効果に着目したもので、木炭はNPO団体がダムの流木を焼き、無償で提供した。
市環境政策課では「エコロジーな取り組みとして、一人でも多くの市民が水質浄化に関心を持つきっかけになれば」と期待している。

鶴舞川は、坂戸市鶴舞などを流れる高麗川の支流河川で、田んぼに水を引く農業用排水路にも使われている。
しかし、上流部分では下水道が完備されていない地域もあるため、生活排水が流れ込み、川が貫いている鶴舞団地の住人から「夏場の渇水期には悪臭がする」との苦情がここ数年、市へ寄せられていた。

そんな時、同県秩父市の「NPO法人 森」(山口芳夫理事長)に所属する鶴舞地区の市民から、「炭を無償提供するので水質浄化に試してみては」との提案が寄せられた。
「森」は秩父市の森林や河川などの保全活動を行っており、炭は同市内の二瀬ダムに流れ込んだ流木を回収してつくったもの。今回は約400キロが無償で提供された。

市は、鶴舞自治会、高麗川の環境保全活動に取り組む市民団体、地元の農業団体に協力を呼びかけ、2月12日、網状のナイロン袋に約7キロの炭を詰め、水路5か所に3〜4袋を置いた。

市は、雨などで自然と水量が増える5月頃まで、この木炭浄化作戦を実施する方針。今後、下水道が完備されていない地域には、合併処理浄化槽の設置を呼びかけていくという。

設置作業に参加した鶴舞自治会の恒川勝会長(69)は「このリサイクル木炭による浄化作戦が発端となり、将来、鶴舞川一帯が水辺の空間に生まれ変わることを夢見ています」と心弾ませていた。
最終更新:3月14日10時47分