>>228つづき
ふる里の渓流は、無造作に破壊されて、ゴミが投棄され、
コンクリート・ダムになって「水量」だけが確保される。
しかし、そのダムの上流域は荒らされる。
水源地も含めて。
当然、水質は低下する。

最悪の場合、自然林が全滅して、杉だけの「植林地」になる。
ゴミは投棄されたまま。「鹿除けの柵」とか張り巡らしている。

彼らはその作業を「防災工事」とか「治水」とか「利水」とか「自然保護」とか呼ぶ。
彼らはその森を「水源涵養の森」と呼ぶ。
自分たちを「土地の所有者」とか「水源管理の主・祖」とか「神」とかのように振る舞う。

きれいごとを並べて団体を維持しようとする。「ゼニ」になるからだ。

まぁ、どうせ個々の問題だし、自分自身の「飲み水」の問題なんだから、自分で自分の「水源地」を見てくればいい。

オレとしては、ハッキリ言って、個人的に明らかに「殺意」を覚えた。
「誰に」とは言いようもないが。

「ああ、殺すしかないんだな」と思った。
と、いうより「ああ ヤツら、オレも、オレの里も、近所の子供も、景色も全部、
パソコンのゼロ・データ以下に喰い潰して、殺すつもりだったんだ」と分かった。

「オレは、ようやく理解した。遅ればせに学び取った。」という感じだった。