>>485

沸騰水型軽水炉は、運転中はPLRポンプが停止しても自然循環力で炉心流量を
確保し冷却することが可能です。

原子炉停止後の崩壊熱の除去は残留熱除去系で行います。

従って、PLRポンプが壊れても困りません。

福島第二原発3号機の場合は、大きな部品は原子炉底部で見つかっています。
元々金属は水より重いですから底に沈むのは自明の理
炉心流量の流れに乗って炉内を循環したと考えられているのは小さな破片程度
です。

また、沸騰水型軽水炉の制御棒は全引き抜き時も燃料バンドルの隙間の底部に
頭を突っ込んだ形残っており、結果的に制御棒の通る水の流れを遮断する形に
なっていますので、炉心の流れは殆ど燃料バンドル側に行きます。

炉心の流れの関係から、炉内を流れた金属片も燃料バンドル側に流れ込んで、制御
棒の通る道の方には制御棒の動作を妨げるような大きな破片は行きません。


ちなみに、恵也の提示しているソースは、制御棒自体がスムーズに動かなくなった場合
でも、アキュムレータに蓄圧した水圧の力で、全挿入が出来たという事を実証したモノと
なります。