ブッシュ米大統領は、環境保護の重要性を世界規模で提起するアース
デーの22日、価格が高騰しているガソリンを燃料とする車に代わる、水素
を使った燃料電池車を普及する必要性を強調した。

 大統領は、官民31機関が運営している燃料電池の商品化促進団体を
視察し、「水素は未来の燃料だとわたしは固く信じる。水素は海外産石油
への依存度を劇的に削減する可能性があり、クリーンで国内生産が可能だ」
と述べた。

 水素燃料車両は石油消費量を削減し、水蒸気のみが排気されるため
環境にやさしい。しかし電池の価格が非常に高く、ガソリンスタンドに
代わる新たな流通システムも必要。技術革新の加速を目的とした研究費
は連邦予算に計上されているが、成果が上がるのは当分先とみられている。

ソース(CNN) http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200604230013.html
写真(水素燃料電池車を背景に語るブッシュ米大統領)
http://www.cnn.co.jp/usa/images/CNN200604230012.jpg