遺伝子組み換え 促進機能を解明 岡山県生物科学研究所
植物成長10〜20倍に

 岡山県のバイオ研究拠点・県生物科学総合研究所(吉備中央町)の小川健一
細胞機能解析研究室長のグループは、植物の成長促進作用のメカニズムを解明。
遺伝子組み換え技術を使って植物内に成長を促す物質を増やして、成長率を
野生種の10〜20倍にアップさせることに成功した。

 同研究所は「成長促進機能の解明は画期的。農作物の大幅な増産などにつな
がる成果」としている。

 植物は光合成の過程で、アミノ酸の化合物・グルタチオンと、触媒の役割を果た
す酵素との反応で、成長エネルギーとなる糖質を生み出す。詳しい機能は未解明
だったが、同グループは植物内に存在する複数の酵素の中から、アルドラーゼが
グルタチオンと結びつき、成長を調節していることを発見した。

ソース
http://www.sanyo.oni.co.jp/sanyonews/2006/03/19/2006031910222617009.html