キラーバード爆発騒音問題は、一人が相手ではありません。
 また今現在の所有者だけが相手でもありません。
 だから法的規制は絶対に必要なのです。
 宮崎行政苦情110番では、そういうことは民間人同士の問題だからとしていますが、それは違います。
 これは行政に関わる問題であり、役所の介入が必要です。
 夜警国家を目指し、行政のスリム化を果たそうというのは歓迎するべきことですが、どうしても必要な分野もあります。
 それは他人の迷惑を考えない連中の不正行為を防止するということです。
 それは常に悪意で行われるとは限りません。
 キラーバード設置も悪意があってのことではないでしょう。
 ただ農作物を鳥などから守りたいということでしょう。
 しかし、ほとんど一年中、約5分から7分間隔で、土曜、日曜、祝日に関係なく、銃声というよりも大砲や地雷爆破のような爆発音をさせるというのは、おかしいと思います。
 それが許されることだとは思えません。
 宮崎行政苦情110番の職員は、それは法律で禁止されていない以上、いくらやっても自由だといいます。
 はたしてそうでしょうか?
 法律よりもさらに上位にある日本国憲法では、そういうことすべてを全体的に規制しているのです。
 それは公共の福祉に反するいかなる行為も自由とは認められないという条文です。
 日本は、民主主義の国であり、建前としては、社会主義国ではありません。
 何もかもすべて役人が介入することはできないし、するべきではないと思います。
 でもどうしても介入するべきときがあるのです。
 公務員による汚職、不正行為は多発していますが、それだけが役人のやることなのでしょうか?
 この問題は、つい最近起きたことではなく、かなり昔から続いています。
 それを放置するということは、明らかに行政の怠慢というしかありません。
 何もかもすべて禁止しようとしているのではありません。
 学校の運動会や、祭りや、夏の花火など、ある程度のことは放置するべきです。
 しかし、毎日、短い間隔で爆発するのは容認できません。