原子力発電所のテロ対策
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0332名無しさん@お腹いっぱい。
NGNGビル街でなくとも、低空を飛ぶ航空機は、地上レーダーでは発見しづらい。テロ直後の
都市防空でAWACSを飛ばしたのも、ビル街にまぎれるのを恐れたわけではない。
そんな事態になった時点ですでに人工密集地に侵入を許していることになり、撃墜
もできない。AWACSの役目は、テロ機が地上レーダーの死角から目標に接近するの
を許さないことにあり、目標が開けたところにあろうとビル街にあろうと関係無い。
また繰り返しになるが、民間の管制から軍へ通報、軍の出動という手順は、まさに同時
テロの時の動きそのものだ。結果は、それでは間に合わない、というものだった。直後
に全米8都市で空中哨戒を実施したのも、その戦訓によるものだ。民間のレーダーと違って、
AWACSのレーダーからテロ機の高度、針路、速度等の情報を秘匿することは不可能
だ。従って要撃機の誘導にロスがない。
あのとき都市部で行われたパトロールというのは、特定の脅威に対する情報評価による
対応ではなく、潜在脅威に対する自動防衛機構の発動というべきもので、両者は性格を
異にしている。
>超低空飛行を探知できる特殊なレーダサイトを、軍が独自に追加建設したとでもいうのか?
そんな大袈裟なものは必要ない。一番確実なのはAWACSを飛ばすことだが、それ以外に
例えばどこの軍にも移動警戒隊というものがある。簡単にいうとクルマにレーダーを載せた
もので、どこへでも出かけていって、固定レーダーサイトの代役を果たす。また、移動式の
SAMや自走対空砲部隊には必ず対空レーダーが付随する。既存のリソースで対応できる。
既存のリソースで対応できるものは大した脅威ではない、と言われそうだが、事の本質は
そこには無い。
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