米国のケーブルテレビ局のHBOが、80億円以上の予算をかけた
新作の戦争TV映画、Band of Brothersの撮影をヨーロッパで行っています。
プロデューサーは、トムハンクスで、全5話から6話ぐらいの
ミニシリーズとなる予定です。 スタッフは、多くがプライベートライアンから
流れてきており、小道具も流用されるようです。
HBOは98年にアポロシリーズを描いた、「人類月に立つ」From Earth to the Moon
の制作で成功を収めており、今回はさらに予算を倍増させています。

ステフィン・アンブローズの実話に基づいた原作は101空挺師団の
501大隊E中隊を描いたもので、この中隊は、D-Day、マーケットガーデン、
バルジの戦い、ヒトラーの山荘急襲、ダッハウの収容所開放と
激戦を戦い抜き、部隊の戦傷率は160%に達しています。
この全ての戦いを戦い抜いた中尉が主人公となる予定です。

米国での放映予定は2001年、この撮影には、最近オープンした
D-Day博物館や、101空挺師団とその退役軍人会、ヨーロッパの
ミリタリコレクタなどが協力しており、アポロ13で見せた
トムハンクスのディテールへの凝り方と併せて、来年の注目の
映画となりそうです。