忍者で盛り上がってるけど、アメリカは真面目にそっちの路線にいこうとした時期がある。
海兵隊長距離偵察の教育課程を、武道にあやかりリコンドースクールと命名したこともある。
今でも海兵隊格闘術は、日本武道の帯によって習熟度を明確にする段級制度を取り入れてる。

・沖縄駐留時に沖縄空手を身につけた連中が復員
・朴政権時代テコンドー(もともとは空手)を身につけた韓国兵がベトナム参戦&ベトナム参戦者のグリーンカード優遇策でアメリカへ
・厭戦世相高まった時期の東洋ブームで禅、道教、ヨガの呼吸法や瞑想法が流入
などが背景にあったベトナム戦争末期からには、本気で忍者部隊(超能力部隊)みたいなのを作ろうと考えていたみたい。

マイケル・エカニス(エチャニスとも)という伝説的な海兵隊員が持ち込んだファランド(花郎道)という武道をもとに、徒手格闘技法や呼吸法・瞑想法を研究した。
(個人的にはファランドはテコンドーの亜流で、瞑想とかの要素がミックスされたものだと思う。マイケルはその後も先に挙げたリコンドースクールなど国防省の訓練プログラムに関わり、傭兵に転向したのち戦死)

今、大企業とかが盛んに取り入れてる「マインドフルネス」も、その時代の国防省の呼吸法・瞑想法研究からきている。
検証チームを「ジェダイ騎士団」と命名したとも言われており、なかなか国防省も厨二なところがある。

この話を信じる信じないは自由だけど、調べてみると色々面白いよ。
それにアメリカ人ってリアリストに見えて、時折突拍子もないことを全力でやる人たちなんだ。