ポーランド、ソヴィエト戦争で、奇跡は起きなかった。
ウクライナから広まった発疹チフスはポーランド軍を襲い、20世紀のペストという惨劇を引き起こした。
ポーランド人の6人に1人が発疹チフスにり患し、軍隊では3人に1人がり患した。そして、患者の4割が天に召された。
これによってポーランド軍と政府は崩壊、フランス等も軍事顧問団の派遣を断念。
ポーランドは1921年にソ連に加盟することになった。更に新ソ連は軍事的脅威排除のためにドイツ軍再軍備に反対の立場をとった。
このため、ドイツ軍部は極秘裏の再軍備の相手として日本に目を付けた。
1922年、史実のラパッロ条約の代わりに日独防共協定が締結され、秘密条項において日独の軍事をはじめとする
密接な協力体制が構築された。このため独は蒋介石の国民党を支持せず、
1936年の日中戦争は結果的ではあるが(中国の軍閥戦争が長引いたため)、発生しなかった。
1939年5月、英仏の黙認のもと、日独はソ連からの諸民族解放を唱え、対ソ戦に突入する。