>>52
実はIS-2の脅威になるようなドイツ戦車は圧倒的に数が少なく、砲弾の搭載数が問題になるよりも先に
決着がつくみたいね。
ソ連はドイツ軍の手薄な所に重戦車旅団を投入して戦線を崩壊させる戦略に切り替えた後に配備された
ので。決戦地には「強敵は居らず」ってケースが多かったよう。

あと、ソ連の戦車兵は装甲材や溶接材の脆さに着目して、W号クラスは榴弾で撃破してたようだし、
パンターは乗員区画に直撃を与えることで貫通しなくても乗員を死傷させることが出来るので、実際に
流布した戦闘距離600mより遠距離砲撃戦でパンターを無力化できたそうだ。
工夫で乗り切ったみたい。

>>54
当時の技術だと、長砲身ライフル砲から発射したHEAT弾は弾頭の旋動によってメタルジェットが
拡散してしまう。
短砲身・低初速砲の方が効果的な訳です。
日本だと2式砲戦車を対戦車戦に転用する検討をしてたみたいね。

>>56
M26が2.78 mでM4は2.67mだよ。
T-26で下げたのは全高じゃなくて車体高ね。要は被発見率じゃなくて上部車体に満載した燃料・弾薬の
被弾率の高さが問題。だから砲塔バスケットも廃止して床下弾庫を採用した。

>>65
上の話とちょっと絡むんだけどR975を搭載しない車種も特に車高は下げず、後に床下を湿式弾庫にする
ことで活用した。
後はRD-1820の採用もある時点までは真面目に考えてたんじゃないかなあ。その後はT20を早期に主力に
しようと思ったけど、76.2mm砲弾の欠陥とティーガーショック・ノルマンディー上陸前の装備更新回避
とかいろいろあってM4はあのまま。と。

だから背の低いエンジンに合わせて車体を低く改造する気はさらさら無かったんじゃないかと。