米内光政海軍大将は、平沼内閣の海軍大臣時代の一九三八年(昭和一三年)八月八日の五相会議で、石渡蔵相から
「日独伊の海軍としては、英米仏ソの海軍と戦って、勝算があるのか、どうか」
と聞かれ
「勝てる見込みはありません。だいたい日本の海軍は米英を向こうにまわして戦争するように建造されておりません。
独伊の海軍に至っては問題になりません。」
と答えています。


米内さんははっきりした人であったなあ。