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0566名無し三等兵
2006/01/11(水) 19:18:33ID:???ソ連の空軍の基礎は、1920年代、ヴェルサイユ条約によって軍備を制限された
ドイツ軍との秘密協定により、お互いのノウハウを提供しあって誕生したものです。
民間航空部門であるアエロフロートもその前身が1923年に誕生し、1932年には正式に国営会社になりました。
ですので、各国と比較しても、英仏米は別格として、軍民共に航空分野における人的資源の養成にそれほど立ち遅れたわけではないと言えるでしょう。
もちろん、パイロットには、そうなるための適正が必要であり、その選抜にも恐らく抜かりはなかったでしょう。
ところが、赤色空軍がダメダメになってしまう一大事件が起きます。
そう…スターリンによる粛清の嵐です。
当然、幹部クラスの空軍軍人も多数が粛清の嵐に巻き込まれますし、
事故が起こったり、設計のミスが見つかれば、事故を起こした当事者や
設計者など関係者が反政府分子に祭り上げられ、強制収容所送り…。
ま、そうした体質を話半分と見ても、パイロット養成やら、新鋭機の開発、
航空戦術の発展にブレーキが掛かったのは否めないでしょう。
ちなみに、国営企業時代のアエロフロートは戦時には、空軍の輸送部門に組み込まれました。
戦闘機など小型機のパイロットはなかなかつぶしが利かないでしょうが、
大型機の取り回しに慣れたパイロットなら、アエロフロートで採用された可能性が高かったと聞いています。
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