ついでに書くと航空機用機銃は陸軍が7.7mmからイタリアから導入した
ブレダの13mm機銃を導入したが故障がひどくて使い物にならず、
ブローニングの流れ(というかやっぱりほとんどデッドコピー)の
機構の13mm機銃、ホ−103を開発(一応独自に改良。でも結果的には
改悪。尚弾の規格だけはブレダと同じ)し、それでも威力不足なので
ホ−103を拡大したホ−5 20mm機銃を開発したが、配備を急ぐあまり
最終試験も済んでいないのに量産品を製造、性能がちっとも安定しない
スクラップを量産した。
海軍は海軍で5式30mm機銃を開発。これはほとんど日本独自の設計のそれ
なりに優れたものだったが、やはり配備を急いだのと戦争末期の工業力の
低下でマトモな量産品がほとんど作れず、故障続出で実用にならなかった。
一応は実戦でも使われているが。

ということで日本には大口径機関砲を開発/生産する工業技術力が乏しい。
40mmクラスの対空機関砲を艦艇の対空兵装として大量に装備するなど夢のまた
夢であったろう。