>>305
FAQから
【質問】
 アルンヘムに降下した英第一空挺師団は,結局どうなったのか?

 【回答】
 アルンヘムを占領しようとした英第一空挺師団の主力は,44年9月17日,アルンヘム北西のオーステルベークに降下.
 その後,再編中のホーエンシュタウフェン師団他からなる雑多なドイツ軍戦闘団群に包囲され,アルンヘムへの前進を阻まれた.
 9月26日夜,その5日前に対岸に降下したポーランド第一空挺旅団の支援を受け,ネーダー川を渡河して撤退した.
 第一空挺師団の内,フロスト中佐の指揮する第一パラシュート大隊がアルンヘムに到達し,アルンヘム橋を望む地域の占拠に成功した.
 9月18日には橋の強行突破を図ったグレープナー戦闘団を攻撃し,指揮官のグレープナーSS大尉を戦死させるなど大損害を与え,撃退に成功した.
 しかし,その後完全に包囲され,師団主力から孤立,9月20日には大半が捕虜となった.
 第一空挺師団の損害は,降下部隊10,005名中撤退に成功したのは2,163名.
 その他は戦死もしくは捕虜となった.

 以上,高橋慶史著「ラスト・オブ・カンプフグルッペ」(大日本絵画)より抜粋.


※遠すぎた橋というタイトルで映画化されてるのでどうぞ(同名の原作は入手難