>>699
>>698ではないけれど、個人的な考えを。

血痕が誰のものかという質問の前に、当時の血液型判定について。
枕木やロープ小屋の人体から出てある程度の時間が経った血液については
MN式、Q式についての判定結果の信憑性は低いと思う。
まず理由としてはQ式検査のための血清を作るのが大変だったためと、
時間が経ってしまうと、血液にある抗原自体が変性してしまって、
抗体に問題が無くとも、同じ血液を使っても結果がMだったりNだったり
不安定になってしまうから。Q式判定になるとさらに難しい。
他殺説の本には書かれていないけれど、東大には総裁の血液が80ccもあった。
その血液を使ってさえもQ式の判定はできなかった。
それに、血痕の鑑定者は血痕が褐色を示していたことから、
かなり古い血液が凝固したものだという印象をもったらしい。
こう考えると、枕木やロープ小屋の血痕でQ式の判定まで出している
ものがあるものの、信頼性はあまり高くないのではないかと。
おそらくMNもしくはQqの部分は同じ血液を用いてもう繰り返し検査すれば
結果はMが出たりNが出たりした可能性が高い。
ちなみに、当時は新鮮な血液を使って行ったABO式の検査でさえ
2%という低いとは言いがたい確率で誤判定があった。
詳しくはttp://www.alpha-net.ne.jp/users2/knight9/simoyama.htm

血痕が誰のものかということについては、
自殺説から言えるのは「血痕が総裁のものであることを示す強い証拠は無い」
ということだけ。誰のものかは答えられない。


>>700
一度乾ききって凝固した血液なら古くても残ると思う。
轢断当夜の新しい血なら、雨で流される可能性が高い。