>>459
おいおい。

秋谷が「蒸気機関車の下にもぐってくまなく油をぬぐったが、5g(だっけ?正確な数値は覚えてない)
しか取れなかった。下山の服から検出された油だけでもこれ以上の量があるから、量の問題だけで
これは蒸気機関車の油ではないことがわかる」と主張したのに対して、佐藤は「実験したら機関車の
下の油はもっと分量があった。従って、量の問題だけをもって下山油が機関車の油でないとは言い
切れない」って反論しただけ。それだけをもって下山油=機関車の油とはしていないし、ましてや
機関車が油をまきちらすなんてことは一言も書いてない。

また、機関車に使われていた油との違いに関しては、「秋谷鑑定」(この「鑑定書」として一般に流布
しているものの出所についてもいろいろあるけど長くなるので割愛)の検証も詳しく行っている。
結論をまとめると、「鑑定書では、機関車の油は100%鉱物油という実験データ(ほぼ理論値どおりで、
数%の植物油の混入もないというデータ)が出ている。しかし、物資不足だった当時、機関車の油には
5〜20%程度は植物油が混ぜられていた。にもかかわらず100%鉱物油という実験データが出るのは
おかしい」というもの。
また、下山油が植物油(ぬか油)であると鑑定する段でも、あまりにも理論値通りの実験データが
記載されているなどの疑問点を指摘している。

「秋谷鑑定」に関してはそのほかにもつじつまが合わないところが多く、個人的にはあまりアテに
ならないと思っている。そもそも上にも書いたけど、「秋谷鑑定」とされているものが本当に秋谷教授
が書いたものかどうなのか、未だに不明だしね。