>>911
挙がってる他には、中華民国(中華民国紀年)、ネパール(ビクラム紀元)、
ブータン(チベット式絶対番号付き干支)があります。

非グレゴリウス暦「だけ」が公式なのは、ネパール(ビクラム暦2063年)、
イランとアフガニスタン(ヒジュラ太陽暦1385年)、
サウジアラビアともしかしたらオマーン(ヒジュラ暦1427年)、
イスラエル(タテマエのみ、ユダヤ暦5766年)、
エチオピア(エチオピア暦1998年)。

実質グレゴリウス暦で非西暦年号「だけ」公式なのは、
我が国(平成18年)、中華民国(中華民国95年)、タイ(仏暦2549年)です。

アジアの国家の多数派はグレゴリウス暦も公認した上で、地元の暦と並記するのを
正式の書式とする国ですね。
カンボジア、スリランカは仏暦と、ミャンマーはビルマ暦(1369年)と、
北朝鮮は主体年号(「主体95(2006)年」という書き方が正式な書式とか)と、
ブータンはブータン暦(=チベット暦、第17干支丙戌年)と、
バングラデシュはヒジュラ暦とベンガル暦(1413年)と、
ほとんどの回教国はヒジュラ暦との並記が公文書の正式な書式です。
インドは在来暦があまりにも多様だったので、標準化して制定した国暦(年号は
シャカ紀元=1929年)を西暦と併用してますが、国暦はどの在来暦とも違うので
実際は評判悪くて普及してないそうです。

伝統的な暦や年号だけでがんばっている国は少数派になってしまいましたが、
逆に伝統暦も年号も公用から完全に廃絶してしまった国は共産中国くらいです。
元号反対論者は自由を口実に、狙っているのは廃絶ですから、私は嫌いです。