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紀元・暦法を集めるスレ

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0001世界@名無史さんNGNG
古今東西、歴史を記す上で欠かせない紀年法・暦制・元号について
幅広く語りましょう。
現役のもの、マイナーなもの、非公式なものまでいろいろどうぞ。

0762世界@名無史さん2005/05/10(火) 17:13:350
歴代を祝いたければひとりでやれば?
0763世界@名無史さん2005/05/10(火) 17:44:060
昭和の日、大正の日、明治の日、孝明の日、仁孝の日・・・
0764世界@名無史さん2005/05/10(火) 18:46:200
>>761
明治天皇の誕生日は文化の日です。戦前は「明治節」だったはず。
0765世界@名無史さん2005/05/10(火) 18:51:540
>>764
この際、それも明治の日に
どうせなら年間で125日を祝日で
0766世界@名無史さん2005/05/10(火) 20:41:380
明治節、昭和節、紀元節、天長節とそろえたほうが気持ちいいよね。
0767世界@名無史さん2005/05/10(火) 20:44:560
気持ちの問題じゃない
休みを増やせ!!
0768世界@名無史さん2005/05/10(火) 22:31:540
歴代天皇の日と皇后の日をぜんぶ祝日に!
歴代外の北朝・追号天皇とかもぜんぶ入れればなんとか365日埋まらないかな?
0769世界@名無史さん2005/05/11(水) 00:43:320
そんなことをしたら祝日=一般に休み、の図式が崩れてしまいます。
やっぱり祝日は休みの方が良いですよ。
0770世界@名無史さん2005/05/11(水) 01:12:180
>>752
読み書きのできない人が官吏など勤まろう筈も無い。
だから無問題。
0771世界@名無史さん2005/05/11(水) 12:06:160
>>769
べつに年中休んでればいいじゃない。
0772世界@名無史さん2005/05/11(水) 15:58:090
ウッヒョー毎日が日曜日だぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!
0773世界@名無史さん2005/05/11(水) 19:03:050
毎日毎日、僕らは日曜〜日♪
0774世界@名無史さん2005/05/11(水) 20:24:440
だいたい年中働いてたまに休日ってのがおかしい。
たまに働く日があれば十分。
0775世界@名無史さん2005/05/13(金) 00:19:320
まぁまぁ。お仕事がんばろうぜ。
0776世界@名無史さん2005/06/02(木) 02:30:420
曜日で思い出したが、スターリン時代のソビエトで一時期、
一週五日制度が施行された時期があったっけね。
日数を計算するのにはキリがよさそうだが、結局一週七日制に戻ってしまった次第。
 
0777世界@名無史さん2005/06/02(木) 18:33:550
>>776
フランス革命の時は1ヶ月30日を10日ずつに分けて10日目が休日。休みが少ないと評判悪かった。
江戸時代の日本は休みはないけど10日単位のようです。おかずに魚がつくのは1の日とか5の日。
幕末に出来た歩兵隊は10日に1回休みでした。
キリはいいけど西洋の習慣とあわずに廃止。
0778世界@名無史さん2005/06/02(木) 23:00:220
中国の殷の一旬も十干で一回りなので10日単位
0779世界@名無史さん2005/06/03(金) 14:34:460
旧暦の六曜をつかってたとえば大安を休日にするのはどうでしょ。

月の変わり目に休みまでの日数が変動するのが欠点ですが・・・(w
0780世界@名無史さん2005/06/11(土) 12:39:340
>>777
革命暦では時刻の単位まで十進法を徹底させたんでしたっけね。
1ヶ月=30日、1週間=10日、1日=10時間、1時間=100分、1分=100秒、
毎年末に5日間の閏日を置く、と。
曲がりなりにも約12年間(1793年11月24日〜1805年12月31日)
公式に使われたのは意外に長くもあるか。

その後パリ・コミューンで数ヶ月だけ局地的にフカーツしてたのね。

0781世界@名無史さん2005/06/15(水) 19:14:590
1秒以下はまた10進法なんだよね。
やはり日常生活では3で割り切れないと何かと不便だしね。
07827822005/06/15(水) 19:15:430
あ、革命暦じゃなく現代のほうね。
0783あやめ ◆C0.O2CxIMg 2005/06/30(木) 20:49:530
最近の話題小説に小説すばる新人賞受賞の三崎亜紀作「となり町戦争」というのがあります。
主人公が住んでいる舞阪町の広報によると隣の町との間に、地域活性化を目的とする公共事業である
戦争が始まる旨が町民に通知されます。この戦争は発生日と終了日が既定されている予定調和的事件で、
非現実的であるにも拘らず着実に戦死者が増加している。しかし身辺では何の物騒な変化はなくて、
静謐な市民生活が日々に営まれてるように見える。ところが主人公にも町民の義務として戦争の参加が
要請され、スパイに任命されることになります。具体的な行動としては隣町の女性と偽装結婚をして
隣町に潜入し、敵情を偵察して報告することになります。しかし敵情の内容も戦争のドンパチな惨状とか
リアリティは全く見て取れない内容です。
そういうわけで筒井康隆作「三丁目が戦争です」みたいな擬似イベント風ハチャメチャ活劇とは全く異質な、
不思議な「戦争文学」です。ところでこの事件が起こっている近未来(というほどの予想も感じられない)は
「成和23年」という設定になっています。もちろん「昭和」+「平成」というネーミングから現在を暗示した、
ファンタスチックなリアリティ(形容矛盾?)を意図したものでしょうか。
これとは全くテイストを殊にする人気アニメ「さくら大戦」では帝国華撃団が活躍する時代を「太正」年間に
指定しています。
こうしたフィクションに現われる元号について、しばらく語ってみたいと思います。「こんなのもある」と
情報お持ちの向きはお知らせください。
0784世界@名無史さん2005/07/01(金) 14:54:020
↑板ちがいだろ。
0785世界@名無史さん2005/07/01(金) 22:46:040
閑古スレだし新話題もいいんでは。
0786世界@名無史さん2005/07/07(木) 08:16:010
本日は旧暦6月2日。七夕にあらず。
今年の七夕は8月11日。
0787世界@名無史さん2005/07/07(木) 11:44:240
暦は天子が臣民に授けるもの。
本邦では明治6年にグレゴリオ暦に基づいた太陽暦を公布した。

支那では清朝滅亡以来共和制で天子不在で暦を授ける人が居ないし、朝鮮では
意固地になって歴史的事実である大韓帝国独立や日韓併合の正統性を否定し
つづけているから、清朝の授けた暦に頼らざるを得ない。
0788世界@名無史さん2005/07/07(木) 11:48:150
すると朝鮮は併合の時まで旧暦を使っていたということ?
0789世界@名無史さん2005/07/07(木) 11:49:330
なーに云ってんだか
0790世界@名無史さん2005/07/14(木) 22:02:290
自作の暦法を考えた人いる?
紀元なら誰でも考えそうだけど。
0791世界@名無史さん2005/07/15(金) 02:52:48O
少し前にヘビ使い座って流行ったじゃん?あの発想ってイイと思わない?一年を28日×13ヵ月にしちゃうの。一ヵ月は7日×4週間。
で元日は特別な日として、合計で365日。
そうすれば月の満ち欠けや安全日とかが覚えやすいと思うのだが…

俺が銀河皇帝か世界大統領になったら、この暦にしちゃおうと思う。
0792世界@名無史さん2005/07/15(金) 04:42:090
>>791
コントが1849年に発表ずみ。
0793世界@名無史さん2005/07/15(金) 22:01:460
>>791
月の満ち欠けや安全日は29.5日だから、28日の暦じゃどの道あわない。
0794世界@名無史さん2005/07/24(日) 12:33:300
大の月を三ヶ月おきに規則正しく配置するのもいいかも。
アケリス女史らの世界暦で既に提唱されているけどね。
曜日も固定できて助かるけど、カレンダー屋は商売失ってしまうなw
0795世界@名無史さん2005/07/25(月) 05:27:020
一ヶ月は30日で固定すべき
0796世界@名無史さん2005/07/25(月) 23:23:560
>795
端数はどうするよ?
0797世界@名無史さん2005/07/29(金) 13:58:510
元旦・春分・夏至・秋分・冬至は日付なしに汁
そうすれば毎月30日でも問題ない。
0798世界@名無史さん2005/08/09(火) 00:43:320
フランス革命暦では半端の5日を「サン・キョロットの日」と読んでたね。
0799世界@名無史さん2005/08/09(火) 00:45:040
スマソ、キョロット→キュロットですた・・・ _| ̄|・∵、' ギヨターン
0800世界@名無史さん2005/08/09(火) 01:46:200
800世紀ゲット
0801世界@名無史さん2005/08/09(火) 05:23:44O
1507日毎に閏日を入れる。
その月が31日なら一日増えて32日になる。
0802世界@名無史さん2005/08/09(火) 08:20:160
元モー娘。の石川梨華ちゃんは1月19日生まれ。
ずっと丑年生まれと言っていたが、先週のモー娘。番組のなかで
節分までは子年ですよ、とDr.コパに言われていた。
0803世界@名無史さん2005/08/10(水) 05:12:560
>>802
うーん、そのへんどうなんだろうねー。流派によるんじゃないか?
日の干支も変わり目は前日の23時(つまり子の刻から)という説と
0時から(つまり子の刻は前半と後半で日が別れる)という説があるし。
年だったら、節分よりも冬至じゃないかって気もするなぁ。
0804あやめ ◆C0.O2CxIMg 2005/08/10(水) 21:13:090
年始は正月朔日(元旦)であって立春ではありません。従がって節分は干支の変わり目とは
直接の関係はありません。
ただし立春などの節気は太陽月の第1日なので、孟春の月の初日で1歳が開始すべきものと
考える説もあるかもしれません。
0805あやめ ◆C0.O2CxIMg 2005/08/10(水) 21:37:100
民俗的にはともかくとして暦法上は1日の始点は0時に一定しています。つまり
子の正刻が日の変わり目で当然ながら日の干支の切り替え時点です。子の初刻
(23時)ということはないと思います。
流派って何の流派?
0806あやめ ◆C0.O2CxIMg 2005/08/10(水) 22:36:270
前のレスに既に書きましたが、あやめ(というか叔父の)の改暦案を提示しておきます。
この案は太陽の運行に暦月を対応させ、かつ単純明快な月の日数配置を実現した点です。
1、置閏法は現行のものに加え紀元年数が4000及び10000の倍数の場合は平年とする
(これで1年の平均日数は365.2422となり真太陽年にかなり近似します)
2、年初は春分とする
3、平年は最初の5ヶ月を全て各31日とし、その後の7ヶ月を各30日とする
4、閏年は最初の6ヶ月を全て各31日とし、その後の6ヶ月を各30日とする
(つまり第6月だけは平年は30日で閏年は31日となります)
5、暦月を週などの回帰サイクルとシンクロさせない
ケプラー法則により視太陽の運動は徐々に速くなり徐々に遅くなります。春分から霜降までは中気から中気までの
日数が30日強または31日強、以後次の春分に回帰するまでは29日強です。
そこで私案暦法によると中気と月初がほぼ近接することになり、西向く侍にお伺い立てるまでもなく 月の大小は
直ぐ記憶できます。
古代から一定した周期で長期に亘り継続してきた週や干支などの秩序を尊重し、これを強いて實定暦法と調節し
不自然な枠に嵌めることは敢えてしないこととしました。
0807世界@名無史さん2005/08/11(木) 05:21:170

さて、今日は七夕。天気が心配。
0808世界@名無史さん2005/08/11(木) 08:31:070
>>806

1について。「真太陽年」というのはきいたことがないけれど、平均太陽年の
ことでしょうか。平均太陽日・真太陽日と混同しているのではないかとおもい
ます。

「紀元年数が4000及び10000の倍数の場合は平年とする」ですが、紀元4000年
の人がそれを覚えているかどうか……。

2について。ほかの項目のように定めると、春分をぴったり年初にすることは
不可能だとおもいます。「おおむね年初」ということでしょうか。
なお、春分から次の春分までは 365.2424 日なので、春分の日付に関しては現
行のグレゴリオ暦のほうが >>806 の案よりも正確です。

3・4は基本的にイラン暦とおなじ方法ということだと理解しました。

0809世界@名無史さん2005/08/12(金) 06:59:010
インドみたいに同じ日付が連続したり、日付けがジャンプしたりする暦の方が面白いし
わけわからないって問題はあるにせよ、神秘的で有り難みがある。

わかりやすければいいってもんじゃないだろ。
0810世界@名無史さん2005/08/12(金) 07:16:210
2月5月8月11月12月を大の月(31日間)とし、
現在の2月17日を1月1日(年初)とすると

春の1月2月3月は毎月の「3日」が
それぞれ雨水(=上巳の節句)・春分・穀雨(=雛祭)。

秋の7月8月9月は毎月の「7日」が
それぞれ処暑(=七夕)・秋分・霜降。

夏の4月5月6月は、月と同じ数の日(3からふえていく)
4月4日が小満、5月5日が夏至(=菖蒲の節句)、6月6日が大暑。

冬の10月11月12月は夏と逆に(7からへっていく)
10月6日が小雪(=勤労感謝の日)、11月5日が冬至(=星祭)、12月4日が大寒。
0811世界@名無史さん2005/08/12(金) 07:21:510
現在の閏日は300年に一度とか4000がどうのとか割り切れる年は
やっぱり入れないとかあまりにも複雑で訳分からない。

1年は365.2422日なんだから閏日の入れ方でもっともわかりやすいのは
イ)10年に2日→5年に1日の「小閏日」
ロ)100年に4日→50年に2日→25年に1日の「中閏日」
ハ)1000年に2日→500年に1日の「大閏日」
ニ)10000年に2日→5000年に1日の「特大閏日」
とすれば、覚えやすい。忘れても計算しやすい。

0812世界@名無史さん2005/08/12(金) 12:41:090
イラン暦風というなら
ttp://hosi.org/b/trees.cgi?tw=&log=&dir=&search=&mode=&v=48&e=res&lp=48&st=0
もあるよ。
08138082005/08/13(土) 05:17:330
>>812

おもしろい!でもやっぱり気の長い暦だな……
0814世界@名無史さん2005/09/04(日) 13:09:400
>>812
周期が1749年1ヶ月か…
0815世界@名無史さん2005/09/07(水) 09:11:480
2006年は、いつもより1秒長い1日で始まることに決定。ホントの話ですってば!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050906-00000031-rbb-sci
 日本の標準時の維持・通報を実施している情報通信研究機構(以下、NICT)は、2006年(平成18年)元日に、7年ぶりの「うるう秒」調整が行われることを広く通知した。これにより、同日は平常より1日の長さが1秒だけ長いこととなる。(RBB TODAY)
0816世界@名無史さん2005/09/18(日) 08:04:440
十月十日は旧暦で数えるべし。
0817世界@名無史さん2005/09/22(木) 00:03:390
過ぎてしまいましたが、9月11日はエチオピア暦の新年。
秋分に由来していそうですが、同様の暦法は他にもあるかな。
08188082005/09/22(木) 06:21:180
>>817

エチオピアの閏年の入れかたはユリウス暦とおなじなので、正月の
グレゴリオ暦での日付はだんだんおそくなっていくはずですよね。
したがって秋分ではなかったのではないでしょうか。

秋分からはじまる暦というとフランス革命の時の暦をまず思いだし
ます。
0819世界@名無史さん2005/09/25(日) 23:02:440
>>818
古代ユダヤ王国も秋分から1年が始まってなかったかな?
08208082005/09/26(月) 07:03:030
>>819
ローシュ・ハッシャーナーですね。

旧約聖書ではどうみても春から1年がはじまっているので、
いつどのようにして秋が年初になったのか私にはよくわかりませんが。
0821世界@名無史さん2005/09/27(火) 19:44:040
>>820
ソロモン王が死んで南北に分裂してからは
イスラエル(北王国)は春分から始まり
ユダ(南王国)は秋分から始まる暦を使っていたそうです。
もともとは春分から始まる方は宗教暦で
秋分から始まるのが政治暦だったらしいですが。
0822世界@名無史さん2005/10/10(月) 14:51:070
いずれも日没を一日の始まりとする暦とセットになっていませんでしたっけ。
日が沈む夕、
日が縮む秋。
何か一貫した理由がありそでなさそな。
0823世界@名無史さん2005/10/18(火) 20:41:290
フランス革命暦age
0824世界@名無史さん2005/11/04(金) 00:33:460
バハーイー教は19を聖数と見なすため、独自のバハーイー暦も
19日×19ヶ月+4日、という構成。
新年はたしか9月の秋分近くだったかな。
セム系民族の暦には秋分始まりがたしかに多いね。
バハーイー教自体はイラン生まれだけど。
0825世界@名無史さん2005/11/04(金) 12:51:470
新年は春分みたいですよ
ttp://hosi.org/u/wiki.cgi?Calendar%2FWhen%2FExe%2F%E6%9A%A6%E8%AA%AC%E6%98%8E%2F%E6%9C%AC%E7%B7%A8%2F%E4%B8%AD%E6%9D%B1%2F%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3%E6%9A%A6%2F%E3%83%90%E3%83%8F%E3%82%A4%E6%9A%A6
0826世界@名無史さん2005/11/26(土) 00:42:150
イラン発祥だからやはりペルシア系太陽暦がベースになっているみたいだね。
0827世界@名無史さん2005/12/03(土) 17:41:540
A.U.Cは既出ですか?
0828世界@名無史さん2005/12/24(土) 22:06:520
湯治、いや冬至ですよ!
・・・過ぎちゃったけどw
0829世界@名無史さん2005/12/24(土) 23:23:140
柚子か唐茄子か
0830世界@名無史さん2006/01/01(日) 08:39:410
日本でいまだに旧暦の正月を祝っている地域ってあんの?
0831世界@名無史さん2006/01/01(日) 11:13:240
ageましておめれとう
0832世界@名無史さん2006/01/01(日) 11:14:200
うちは旧暦カレンダー使ってるよ
0833世界@名無史さん2006/01/01(日) 12:06:450
>>830

横浜・神戸・長崎の中華街は間違いなくそうだろ。
0834世界@名無史さん2006/01/01(日) 15:28:200
毎年旧暦カレンダーを作っている。
先勝友引先負仏滅大安赤口を横軸にして
旧暦の日付とこれに対応する新暦日付を併記する。
が、
閏年の表が13月あってバランスが悪い。

そろそろ今年のも作ろ。
0835世界@名無史さん2006/01/01(日) 16:09:030
太陰暦って24節季は意味があるけど
仏滅のような6曜にはあまり意味がないと聞いたような希ガス
08368342006/01/01(日) 16:52:410
六曜を曜日軸にして旧暦表を作ってみれば
単なる曜日に過ぎないのがわかりますよ。
先勝 1月1日、7月1日、閏7月1日(今年)
友引 2月1日、8月1日
先負 3月1日、9月1日
仏滅 4月1日、10月1日
大安 5月1日、11月1日
赤口 6月1日、12月1日

0837あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/01(日) 21:17:100
恭賀新禧 あけましておめでとうございます
本業の都合(ということにしておけばいいかんじ)で御無沙汰してました。
年も改まりましたので、これを機に世界史板に還ってまいりました。また宜しくね♪
でお正月にふさわしいのは?と案ずると、やっぱりここ「紀元・暦法を集めるスレ」ね。
ということで本スレの初期のレスを回顧してみました。
そうしたら>>156に十数個の紀元のリストが書かれていたのを発見しました。
当時このレスに気が付かず見過ごしていましたが、今日から何回かこれについて
書いてみようと思います。
156の名無しさんはこの情報のソースを明示していません。そこで>>157のレスでは
「よくこれだけ集めたね」とナイーブに賛嘆するレスも付けられていたりします。
しかし記載内容を検すると何箇所にも疑問符が付けられ、洋文から転訳されたらしい
漢字表記がそのままになっています。原拠が漢籍であることが窺われます。
実はこの一覧表は清の光緒三十年に刊行された張璜の著作から転写されたもので、
156氏は一部を推定して表示したのですが、他は十分には判明しなかったようです。
0838あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/01(日) 21:22:470
原拠である張璜が編纂した書物は「歐亞紀元合表」で1世紀以上前に、上海の
慈母堂というところから出版されています。
620ページの大著の冒頭部分に「天下大事紀元表」というものが掲記されていて、
24個の紀元がリストアップされています。不思議なことに156氏は新>古へと
時系列を逆順に記載していますが、原著では古>新の順に排列されています。
では以下に原著の記載を転記することとします。
なお原著では対応する支那の年次を付記していますが、ここでは省略します。

天地開闢按君士但丁城公會議(在680年)謂據猶太古史推算在_______5508
・・・・・・・・按本篤會修士某君推算在________________4963
迂師利迂斯時俗通行歴紀元在_________________________4004
喇賓(Rabbins)國人開國紀元在________________________3761
印度國紀元在___________________________________________3101
猶太古祖亜巴郎元年在__________________________________2015
希臘首君鰓克勞伯元年在________________________________1582
希臘古亜林毘城毎四年一次戯會元年在_______________________776
0839あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/01(日) 21:31:500
(続き)

羅瑪建都元年在_________________________________________753
古巴彼鸞王拿暴拿撒爾元年在_________________________747
日本紀元在________________________________________________660                           
羅瑪總統攝政監國元年在_____________________________509                           
希臘古馬者道尼王大亜立山駕崩之年在______________323                           
古西里亜王鰓鸞古斯元年在_________________________311                           
羅瑪總皇儒略歴紀元元年在___________________________45                           
西班牙開國元年在________________________________________38                           
希臘古矮克西城毎五年一次戯會元年在_______________31                           
羅瑪總皇奥吾斯多元年在______________________________27

ここまでが西紀前のものです。
0840あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/01(日) 21:34:350
(続き)

羅瑪總皇第阿克來西虐待教民在__________________284                           
俄部古亜爾黙尼開國元年在________________________559                            
回教始祖穆罕黙コ出亡立教紀元在______________622
波斯王野斯奪熱爾元年在___________________________632  
美國民主合衆開國元年在_________________________1774   
法國民主開國紀元在_______________________________1792

以上です。
0841あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/01(日) 21:36:420
なぜか行揃え桁揃えがうまくいかないです。困った。
0842あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/01(日) 21:37:490
では先ず劈頭の開闢紀元ですが156氏が指摘しているとおりです。
この西紀680-1年の第3回コンスタンチノープル公会議は、単性説の残滓
単意説を否定したことで知られています。天地創造を西紀前5508年として
算出した根拠は、うちにある書物では判明しませんでした。ユダヤ文献の
記載からとありますが、タルムードは前3761年としているので違います。
「創造紀元」"minyan liyesirer"または「世界紀元」"minyan haolam"という
ユダヤ教の紀には3種の起算点があり、1:アダム創造直前、2:アダム創造、
3:アダム満1歳のそれぞれ1年づつずれる年次を取っています。そして
キリスト紀元に対応させると1:3761/60、2:3760/59、3:3759/58となります。
2年に跨っているのはユダヤ暦では9-10月に相当するティシュリ月1日を
1年の元日としているからです。実用上のユダヤ式創造紀元は前3761年と
考えておいてよいでしょう。
聖書学的には七十人訳ギリシャ語写本では天地創造は前(以下では前を
省略します)5270年、コンスタンチノープル版では上記のように5508年とし、
ヘブライ語の正典では3994年、但し4111年とする異本もあり、サマリタン版
正典は4305年、同じく異本は4424年としています。
この外に歴代の年代学者の説が色々とありますが省略しときます。
0843あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/01(日) 21:43:190
天地開闢も無事に済んだので、あとの分は一休みして明日から少しづつ書くこととします。
0844世界@名無史さん2006/01/01(日) 21:47:480
明けましておめでとうございます。

あやめさんお久しぶり
0845世界@名無史さん2006/01/01(日) 22:40:380
あやめ、うぜえ。

ここは貴様の日記帳でも雑記帳でもない。一人でダラダラ、何レスも使うな。

二度と来るな、ボケ。
0846世界@名無史さん2006/01/01(日) 22:53:410
イスラム化される以前の中東ではどの暦法が用いられていたんでしょうか。
エジプトとペルシアはそれぞれ独自の太陽暦を持っていたようですが、
セム系民族はやはり太陰暦を使っていたんですかね。
現存するユダヤ暦もそうですし。
0847世界@名無史さん2006/01/01(日) 23:37:390
>>846 五月蝿
0848あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/02(月) 18:05:410
「歐亞紀元合表」の「天下大事紀元表」(以下「紀元表」と略称)の諸紀元から
昨日は冒頭の開闢紀元―コンスタンチノープル式創造紀元を解説しました。
これに続く3個の紀元もやはり創造紀元の一種です。
156氏は2番目に挙げられた「本篤會修士某君推算」の「本篤」が判らなかった
もののようです。本篤會は"Benedictine Order"ベネディクト会のことです。
現任の教皇ベネディクト16世は支那の各メディアなどでは「本篤十六世」と
表記されています。Benedictionは祝福とか感謝の意味らしいです。
ベネディクト会は周知のように西紀6世紀初頭から続く修道会で、その修士の
誰かが西紀前4963年を創造紀元と推算したものらしいのですが、この修士の
名など詳細は調べきれませんでした。また推算の根拠も不明です。
0849あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/02(月) 18:08:340
「紀元表」は次に「迂師利迂斯時俗通行歴紀元」を挙げていますが、156氏は
「迂師利迂斯」が何のことか判らなかったようです。これは"Ussherius"です。
即ち17世紀にアイルランドの大司教であったアッシャー”James Ussher”が
1650年に著した「旧・新約年代記」で前4004年を世界創造の年次と算出し、
ジャイムス一世欽定訳聖書に採用されたものです。アッシャーはヒブル版の
聖書に依拠して本文に現われる事件の年数を順次合算して、アダム誕生から
イエス降臨まで4004年と算定したもののようです。つまりアッシャーの当時に
「俗に通用せる紀元」ではなくアッシャーによって一般に通用することになった
紀元なのです。なお原漢文に「時俗通行歴紀元」とある「歴」は「暦」の代用の
字で、著者が清朝の人民なので乾隆帝の名の「弘暦」を避諱したものです。

次の「喇賓(Rabbins)國人開國紀元」も156氏は判らなかったもののようですが、
”Rabbin”がRabbi(ユダヤ教法学者)の複数形と気が付けば解明が容易です。
昨日も書いたようにタルムードで前3761年とされている、創造紀元の一種に
過ぎません。「ラビンス国の開国紀元」なんていう代物ではないのです。
江戸時代の黄表紙に吉原を「アリンス國」としたものはありますが(笑)
08501562006/01/03(火) 15:57:380
>>837-849
すごい遅レスですなw でも面白そうなんで期待してますぜ。
0851あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/05(木) 20:27:030
御期待くださってありがとう、あなたに本年いいことありますように。
さて「紀元表」には次に「印度國紀元」を挙げています。単にインドの紀元と
説明しているだけなのに、何の根拠あってか156氏はインドの「建国紀元」と
記述しています。古代インド人は凡そ時間空間の構成について、現実的な
認識を伝えていないように思われます。示されているのは常に観念的体系に
過ぎません。ある特定の時点で国家が創建されたとする伝承は存在しません。
インド人の歴史意識では建国紀元なんて有り得ないんです。
では西紀前3101年は何の紀元でしょう。これはカリユガ"KaliYuga"の元年です。
ヒンドゥー的観念では4期の大劫が循環的に継起するものとされています。
そして各大劫がそれぞれ20中劫に分かれています。
こうしたアイディアは佛教にも入ってきています。その時系列の概略を述べると
KritaYuga172万8000年(4800年)/TretaYuga129万6000年(3600年)/
DvaparaYuga86万4000年(2400年)/KaliYuga43万2000年(1200年) 
現在はカリユガ期に入っていて前3101年から開始されたというわけなんです。
この年次をどのように特定したのかは調べきれませんでした。いずれにせよ
実際に何らかの事件が発生したという性質のものではなく、回帰的暦法の
数術により設定されたものです。
0852あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/05(木) 20:32:030
各ユガの年数は人間にとっての時間であって、括弧内は神にとっての時間です。
0853あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/05(木) 20:32:580
カリユガは世界の終末時期で「末法の世」とか「濁悪の世」とか呼ばれています。
佛教では成劫>住劫>壊劫>空劫の順で時間が進行し循環すると説き、
やはり現在は「壊劫」に属しているとされています。初劫の「成劫」では先ず
「器世間」即ち無機的物質が発生し次いで「衆生世間」生命が出現する、
「住劫」はこうした存在が安定し繁栄する時期ですが、「壊劫」からが衰退期で
世界は崩壊し消滅して行き、そして完全な虚無が支配するのが「空劫」です。
こういう思想は「阿毘曇論」や「倶舎論」や「智度論」などいろんなお経の中に
出ています。日本の中世には民衆にも知られるようになり「水鏡」の序にも
詳しく書かれています。
このように「世の中だんだん悪くなる」思想は誰もが懐くものですが、古代
ギリシャではヘシオドスが黄金時代>白銀時代>青銅時代>英雄時代
>黒鉄時代という時代区分があって、やはり下降歴史観で語られてます。
もっとも半神である英雄が支配する時代のみは、ヘシオドスにとっての
現代から上昇期として回顧されています。この4時代変遷観はローマの
オウィディウスにも反映しています。
0854あやめ ◆C0.O2CxIMg 2006/01/05(木) 20:37:570
訂正
ヘシオドスにとっての現代から > ヘシオドスにとっての現代である黒鉄時代から
0855世界@名無史さん2006/01/05(木) 23:53:380
質問です。
2007年、または2012年はアステカの暦で言う「1の葦の年」ですか?
0856世界@名無史さん2006/01/09(月) 16:06:490
周期的に繰り返すといえば、古代ローマの
インディクティオー(15年)
エパクタ(19年)
0857世界@名無史さん2006/01/09(月) 23:36:090
>>846
ゼノビア女王で有名なパルミュラことタドモルの例でいうと、
セレウコス紀元を使用して、月名はユダヤ暦と同じくセム系のものを使っていた。
ペトラやハトラなどセレウコス朝の支配地域だったところは、凡そセレウコス紀元を
使うのが普通だったらしい。

このスレでもすでに説明されていると思うが、セレウコス紀元はアレクサンドロス大王の
近臣の一人でバビロニア総督セレウコス1世が即位した紀元前312年10月1日を紀元
としている。そのためパルミュラなどでは10月(Octber)にあたるティシュリ月から
新年が始まる。墓碑銘などから判明しているパルミュラの月名は以下の通り。

ティシュリ月(Ocober)
カーヌーン月(November)
キスルール月(December)
テベト月(January)
シェバト月(February)
アダル月(March)
ニサン月(April)
イヤル月(May)
スィワン月(June)
キニヤン月(July)
アブ月(August)
エルール月(September)

例えばパルミュラ出土の
ゼノビアの彫像に刻まれている年号はセレウコス暦の「582年アブ月」とある。
西暦に換算すると紀元後270年8月ころということになろうか。実際には墓碑銘の記年は
日+月名+年号(100の位+10(or 20)の位+1の位)の順で、おおよそ墓碑銘の最後に
書かれている。
0858世界@名無史さん2006/01/25(水) 21:39:500
age
0859世界@名無史さん2006/01/30(月) 08:12:050
旧暦正月2日age
0860世界@名無史さん2006/01/31(火) 04:46:120
ツァガーンサルの日付でもめてたのは結局どうなったの?
0861世界@名無史さん2006/02/08(水) 01:18:280
今更なネタですが、プロテスタントには世紀の区切りを99年と00年の間に置く教義があるのでしょうか?

ミレニアムの頃、イギリス政府が2000年を21世紀の始まりとするような事を言っていたし、
Back to the Futureでも「キリストの誕生した年」と言いながらタイムマシンを0年に設定していたので。
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