紀元・暦法を集めるスレ
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0001世界@名無史さん
NGNG幅広く語りましょう。
現役のもの、マイナーなもの、非公式なものまでいろいろどうぞ。
0192あやめ
NGNG0193あやめ
NGNG2個の天体が黄道上の同一経度に位置した瞬間のことです。この単位を会合月または朔望月と
称し現在その観測上の平均値は29.5305882…日となっています。端数を時制で表現
すると12時間44分02秒ということになります。
即ち1回帰年と1会合月の比はおよそ12.36827…:1となり、1暦年を12暦月で
構成することは自然に思いつくことですが、この2個の数字は整除関係にないためこの端数を
何らかの方法で処理しなければなりません。まず端数は端数として処理するという行き方もあ
ります。古代エジプトのように1年は365日とし1月は30日として、12個の月と月に属
しない年末の5個の日で構成するという暦です。1月の日数も1年の日数も会合月や回帰年に
由来していることはまちがいないと思われますが、太陰の盈虚にきっちり合わせることはせず
季節の変遷とずれてくるのも気にせず、割りきった判りよいポリシーが5日の余日という解決
にも顕われています。古代エジプト人は1回帰年とほぼ同等の1恒星年が365.25日とい
う認識はあったのですが、この暦年を1461回反復する時点で1460恒星年と整合するか
ら支障ないと考えたようです。
0194あやめ
NGNG東アジアの太陰太陽暦では暦年の中で暦月に属しない余日というものは発生させず、しかも
回帰年の枠の中に会合月をそのまま組み込むという技法を思いつきました。暦年の日数を固定
せず会合月の方に整合し、月数は12個を基本とするが適宜閏月を置いて、長期のスパンでは
回帰年の枠組みは維持されるように配慮するというやり方です。
365.24219879…日となっています。端数を時制で表現すると大体5時間48分4
5秒ということになります。
0195あやめ
NGNG0196あやめ
NGNG太陰太陽暦は暦法上の基本単位として太陰の運動周期を基準として月を、太陽の運
動周期を基準として年を設定しているわけですが、暦体系全体の構造を形成するもの
としては年の方を主体とし、これに月をどのように組み込むかというのが編暦上の最
重要主題となっています。従って性格から言えば寧ろ太陽暦の面が強く存在し、問題
から見ると太陰暦の面が濃く意識されるということになるかと思います。
暦法上の1年の長さは太陽が春分点を通過してから次に春分点を通過するまでの時
間とされています。天の赤道(地球上の赤道が天球上に投射されたものと思ってよい)
と黄道(太陽の視運動の軌道)との交点のうち、太陽が南から北へ通過するのが春
分点で北から南へ通過するのが秋分点、そしてそれぞれの通過の瞬間が春分と秋分で
す。この単位を回帰年と称し現在その観測上の平均値はおよそ365.242198
79…日となっています。端数を時制で表現すると大体5時間48分45秒というこ
とになります。
0197あやめ
NGNG会合とは2個の天体が黄道上の同一経度に位置した瞬間のことです。この単位を会合
月または朔望月と称し現在その観測上の平均値は29.5305882…日となって
います。端数を時制で表現すると12時間44分02秒ということになります。
即ち1回帰年と1会合月の比はおよそ12.36827…:1となり、1暦年を1
2暦月で構成することは自然に思いつくことですが、この2個の数字は整除関係にな
いためこの端数を何らかの方法で処理しなければなりません。まず端数は端数として
処理するという行き方もあります。古代エジプトのように1年は365日とし1月は
30日として、12個の月と月に属しない年末の5個の日で構成するという暦です。
1月の日数も1年の日数も会合月や回帰年に由来していることはまちがいないと思わ
れますが、太陰の盈虚にきっちり合わせることはせず季節の変遷とずれてくるのも気
にせず、割りきった判りよいポリシーが5日の余日という解決にも顕われています。
古代エジプト人は1回帰年とほぼ同等の1恒星年が365.25日という認識はあっ
たのですが、この暦年を1461回反復する時点で1460恒星年と整合するから支
障ないと考えたようです。
0198あやめ
NGNG一応会合月からの因縁を引いてはいるものの全くでたらめで、専ら1回帰年の日の端
数を解消するための閏日の置き方が編暦術の主題となっています。このような純太陽
暦法の対極に純太陰暦法のイスラムの宗教暦があります。この暦法では暦年の月数が
12個である点は回帰年と関係がありそうでいて実は切り捨ててしまい、暦月の日数
は30日と29日を交互に取り閏日を置くのも1会合月の日の端数を解消するためで
す。
東アジアの太陰太陽暦では暦年の中で暦月に属しない余日というものは発生させず、
しかも回帰年の枠の中に会合月をそのまま組み込むという技法を思いつきました。
暦年の日数を固定せず会合月の方に整合し、月数は12個を基本とするが適宜閏月を
置いて、長期のスパンでは回帰年の枠組みは維持されるように配慮するというやり方
です。
0199あやめ
NGNG決しました。即ち1回帰年を整除する12個の区分点が存在すると仮定すれば、これ
に12会合月を対応させることで暦月を太陽の運行に結合させることができるわけで
す。ただしこの1区分の日数は1会合月の日数よりいくらか長いので、当然この区分
点から外れてしまう月が生じます。そこでこのような月を閏月として設定します。こ
のようにすれば暦月は常に太陽の運行によってチェックされていることになり、回帰
年秩序は表面には顕われないものの隠然として暦年を管理していることになるのです。
この区分点は太陰月である会合月に対する太陽月上の指標として実際には24個設
定されており、その奇数番目のものは各太陽月間の区切りとして、偶数番目のものは
上述のように暦月との対応の目安として機能しています。これが謂わゆる24気で春
分秋分夏至冬至大寒立春など季節ごとに馴染まれているものです。太陽月間の区切り
を節気と言い暦月との対応の目安を中気と言っています。
以上の説明で太陰太陽暦の構造の基本となっている観念は理解されたものと思いま
す。そこで次に太陰太陽暦の諸要素の規定について順に説明することとします。
0200あやめ
NGNG半と呼びます。この時刻は旧時代では首都における地方真太陽時、清朝であれば北京、
江戸時代であれば京都における南中(子午線上を真太陽が通過した瞬間、即ち正午)
から次の南中までの時間の中分の時点が夜半です。現代では地方標準時に拠ってい
るものと思います。日本の場合は東経135度の子午線が時法の基準となります。昔
の天文記録の中には午前3時で日付が代わるように書き留められたものもありますが、
その場合でも編暦上は午前0時を採用していたはずです。
暦月は合朔を含む暦日から始まりこれを朔日と呼びます。合朔とは既に述べたよう
に太陽と太陰が同一黄経上に位置した瞬間です。太陽も太陰もその運動量を決定する
諸元は多項に亙るため、運行現象は平均的なものでなく朔の発生は一見不安定なうえ、
朔の時刻を予知するためには複雑高度の計算を必要とします。冒頭に掲げた会合月の
値は観測データを平均したものであって、実際の朔の間隔は若干の伸縮があります。
0201あやめ
NGNGわず、平均会合月の値を用いて朔の時刻を計算するものもありました。このような朔
の決定法を平朔法と言います。これに対し真の合朔を個別に求めるのを定朔法と言い
ます。ここで注意しておかなければならないのは日としての朔は、合朔の時刻からで
はなく合朔を含む暦日の夜半から進行するものである点です。つまり当然のことなが
ら暦月は常に暦日の整数倍として形成されているわけです。従って平朔法の場合は平
均値を用いるからと言って毎月の日数が一定するということにはなりません。平均値
の日の端数がどの月に組み込まれるかにより29日の月と30日の月が成立すること
になりますが、平朔法では大体において月の大小が交互に発生し、十数ヶ月ごとに大
月の連続を見るというように比較的安定した形になっています。平朔法にはこのよう
な常用暦としての長所はあるのですが、新月の出現や日食などの天文現象が本来ある
べからざる時点で発生することがあって、天体暦としての本来の目的を果たさないこ
とになります。この辺は実際の天象の反映を指向する定朔法の利点です。その代わり
小月ばかり大月ばかりが数回連続するといった体裁の好くないことが起こります。し
かし現行の旧暦は定朔法を採用しています。
0202あやめ
NGNG初日を朔、末日を晦と特称します。また太陰が衝(太陽との黄経差が180度となる
こと)の位置に在る日を望と言います。
暦年は雨水を含む暦月に始まりこれを正月と呼びます。雨水は24気の第3で太陽
が黄経330度を通過する瞬間です。24気は前述のように1回帰年を区分する点で
すが、本来は1回帰年という時間周期を直接に等分したものではありません。天の赤
道または黄道上を15度づつ24等分したもので、現在は黄道上を春分点から順次分
割しています。これは謂わゆる黄道12宮それぞれの原点と中点に相当しています。
視太陽がこの各宮の原点を通過する瞬間を中気とし、この中気を含む暦月を雨水から
数えて順次正月、二月、三月、・・・・、中気を含まない月を閏月と称えます。
0203あやめ
NGNG太陽はかなり偏差のあるケプラー視運動をしているので、年間各時点における軌道上の
速度には相当の消長があります。概して言えば冬は短く早く夏は長く遅いのです。そこ
でまたしても合朔の間隔に平均値を導入したように、中気の間隔も時間上で平均化する
暦法が行われていました。これを恒気法と言い実際の中気を求めるのを実気法と言いま
す。
恒気法は視太陽が等速運動をしているかのように擬制するもので、季節といくらかの
差違が生ずるものの平朔ほどの不都合は感じられないし、間隔が一定しているので閏
月の挿入などは判り易いと言えます。これに対し実気法の場合には中気の間隔が最も
長い期間と最も短い期間の差が2日以上になり、しかも短期の方は定朔法による合朔
の間隔よりも更に短くなってしまいます。そこで1暦月の中に2中気を容れるような
月次の配置上困った事態が発生することがあります。
0204あやめ
NGNGての真実性や整合性を追求したいということか実気法を採用しています。それから恒
気実気いずれを問わず注意しなければならないのは、暦日の夜半から合朔の間に中気
の発生を見た場合です。中気は本来はたとえどんなに離れていてもその前に在る合朔
と結合すべきものです。しかし暦日は夜半から始まり、朔日は合朔を含む暦日であり、
暦月は朔日から始まり、暦月の月名を決定するのはその暦月内に存在する中気である
という太陰太陽暦の編暦規則の解釈からは、このような事例に限っては中気はその直
後に発生した合朔と結合する外ないようです。
0205あやめ
NGNGと思います。要するに各月が含む中気に対応して雨水から始まる中気の順序で月名を
称し、中気を含まない暦月を閏月と称するということです。恒気法の場合はこれで何
等の問題を生じないのですが、実気法では既に触れたように中気の間隔が合朔の間隔
より短くなっていると、1暦月の間に2中気が存在することになりどちらの中気に従
って月名を決すべきかという問題が起きます。インドの太陰太陽暦法などでは先に発
生した中気で月名を定め、後で発生した中気に対応すべき月名は飛ばしてしまいこれ
を欠月と呼んでいます。しかし清朝や徳川末期の暦法では次のような方法で解決しま
した。
0206あやめ
NGNGでいます。これらは視太陽運動にとって昇交点や降交点の通過、最高緯や最下緯の到
達といった、地球との関係で意味のある天文現象の生起時点であって、他の中気のよ
うに技術的に設定されたものとは異なるからです。従って2至2分については春分は
二月、夏至は五月、秋分は八月、冬至は十一月に固定することとし、他の中気につい
ては直後の月に繰り下げることとしました。これは1月2気現象の2、3ヶ月後には
たいてい中気を含まない暦月が続いており、本来は閏月となるべきところですが、順
次繰り下げた月は最終的にはこの空き家へ送り込んでしまえば始末できるという考え
方です。ところがごく稀に当てにしていた空き家が2、3ヶ月先では見つからない、
そうこうするうち次の2至2分が来てしまうという事態の発生することがあります。
この場合は已むを得ませんので冬至と十一月の関係だけを固定し2分や夏至の移動を
許します。冬至は太陽運動が消極から積極に転じる折り返し点ということで、歳時の
原点として絶対化され中気と月名の配当上でも固定されているわけです。
0207しゃが
NGNG0208あやめ
NGNG説明に進みたいと思いますが、その前に暦法の解説が抽象的で判りにくかった向きも
おられると思われますので、明日は具体例について説明することにします。
0209世界@名無史さん
NGNG「世界・ふしぎ発見!」で見ますた。
1ウク=約4秒=ひと呼吸の長さ
が最少の単位だそうです。
欧州以外でここまで細かく定めたのって珍しいものなのでしょうかね?
0210世界@名無史さん
NGNG「小半時(こはんとき)」はすると・・・30分間?
0211世界@名無史さん
NGNG0212世界@名無史さん
NGNG刹那は1/75秒って聞いた事がある。
ttp://www.sutv.zaq.ne.jp/yuba/kusa/014p.htm
0213世界@名無史さん
NGNG1怛刹那=1.6秒、 1刹那=0.0133秒=1/75秒=約1/100秒
昔の人にとっては実用の世界ではもちろんなく、もはや観念の領域だったのでしょうな・・・
漢字で書いてあるけれど起源はインドの宇宙観かな?
0214世界@名無史さん
NGNG0215世界@名無史さん
NGNG0216世界@名無史さん
NGNG0217世界@名無史さん
NGNG0218世界@名無史さん
NGNG一時はグレゴリオ暦をしのぐ精度などと喧伝されていましたが、
それほどでもないことが最近の研究で明らかになっていまつ。
少なくとも、閏日がないという一点を取ってみてもたいした精度ではない、と。
0219世界@名無史さん
NGNG0220太国玉
NGNGどうして年の1桁の数字まで特定できたの?
B.C.3113年8月11日 マヤ文明始原 真のバクトゥン完了は何時かなあ?
0221世界@名無史さん
NGNG電波板で「天津甘栗のデブ祝詞」唱えてるデブ国タマがきてるな。
電波板じゃなかった、宗教板カエレ
0222太国玉
NGNG0223太国玉
NGNG大腹胃 獅駝伏三魔
0224世界@名無史さん
NGNG古今東西に存在したものとしては・・・
太陽暦・太陰暦のほかには
金星暦くらいかな?
0225世界@名無史さん
NGNG0226あやめ
NGNG「続きをおねげえ」されてたのに長らく放ったらかしにしちゃってて御免なさいです。
冬至も近づいたことですしぼつぼつ書き継ぐことにしましょう。
>>199-206 で中気と合朔に即して暦月の配列と置閏の準則について解説しましたが、
記述が煩雑で理解しにくい部分があったかもしれません。
そこで実例を挙げて中気と対応する合朔を表示し細かく説明してゆくことにします。
先ず平年の事例について本年つまり平成十五年癸未歳における暦月の配当を一覧表に
作ってみました。
2002A.D.の冬至から始めているのは既述のように冬至が編暦上の基準時点だからです。
2004A.D.の雨水まで延びているのは陰暦極月が雨水直前の合朔の前日で終るからです。
つまり編暦のためのデータは現行暦の3年に跨る数字が必要になるわけです。
日時データは天文年鑑登載の日本標準時に基づくもので、左方に合朔の日時を右方に
中気の日時を表記してあります。
02/12/04 16:34 とあるのは2002年12月04日16時34分を示すものです。
0227あやめ
NGNGb 03/01/03 05:23 大寒03/01/20 20:53
c 03/02/01 19:48 雨水03/02/19 11:00
d 03/03/03 11:35 春分03/03/21 10:00
e 03/04/02 04:19 穀雨03/04/20 21:03
f 03/05/01 21:15 小満03/05/21 20:12
g 03/05/31 13:20 夏至03/06/22 04:10
h 03/06/30 03:39 大暑03/07/23 15:04
i 03/07/29 15:53 処暑03/08/23 22:08
j 03/08/28 02:26 秋分03/09/23 19:47
k 03/09/26 12:09 霜降03/10/24 05:08
l 03/10/25 21:50 小雪03/11/23 02:43
m 03/11/24 07:59 冬至03/12/22 16:04
n 03/12/23 18:43 大寒04/01/21 02:42
o 04/01/22 06:05 雨水04/02/19 16:50
p 04/02/20 18:18
0228あやめ
NGNG合朔の中間に中気が存在しない場合つまり閏月の発生は見られないということです。
a十一月、b十二月、以上は前年壬午歳
c正月、d二月、e三月、f四月、g五月、h六月、i七月、j八月、k九月、l十月、
m十一月、n十二月、以上本年癸未歳
o正月、次年甲申歳
このように暦月が順当に配列され、春分が二月、夏至が五月、秋分が八月、冬至が
十一月と、二至二分と季節も正しく対応しています。
なお去年即ち平成十四年壬午歳も同じく平年でした。参考までに日時データ一覧表を
掲示しておきます。
0229あやめ
NGNGb 02/01/13 22:29 大寒02/01/20 15:02
c 02/02/12 16:41 雨水02/02/19 05:13
d 02/03/14 11:03 春分02/03/21 04:16
e 02/04/13 04:21 穀雨02/04/20 15:20
f 02/05/12 19:45 小満02/05/21 14:29
g 02/06/11 08:47 夏至02/06/21 22:24
h 02/07/10 19:26 大暑02/07/23 09:15
i 02/08/09 04:15 処暑02/08/23 16:17
j 02/09/07 12:10 秋分02/09/23 13:55
k 02/10/06 20:18 霜降02/10/23 23:18
l 02/11/05 05:34 小雪02/11/22 20:54
m 02/12/04 16:34 冬至02/12/22 05:51
n 03/01/03 05:23 大寒03/01/20 20:53
o 03/02/01 19:48 雨水03/02/19 11:00
p 03/03/03 11:35
0230あやめ
NGNG0231世界@名無史さん
NGNG0232あやめ
NGNG火星暦というものを主張してた人がいたように記憶します
0233世界@名無史さん
NGNG0234世界@名無史さん
NGNG0236世界@名無史さん
NGNG0237世界@名無史さん
NGNG0238世界@名無史さん
NGNG日没からクリスマス=25日が始まって、
その日没から夜明けまでがクリスマス・イブということ。
0239世界@名無史さん
NGNGだから、もともと元日=冬至だったんだよ。
閏日の入れ方がまずくて長い間に徐々にずれてきただけ。
0240世界@名無史さん
NGNG冬至の翌日?
0241世界@名無史さん
NGNG冬至に加えたせいだとか読んだ記憶が・・・
0242世界@名無史さん
NGNG0243あやめ
NGNGこれはコンスタンティヌス大帝の時に開催されたニケアの宗教会議で、春分を
3月21日に固定したため、自ずから現時点が1月1日になってしまったんです。
じゃ何で春分を3月21日にしたのって疑問が湧くでしょうが、これはいろんな
いきさつがあって長くなるのでそのうち書きます。
(例によって「そのうちのあやめ」で御免なさい)
0244あやめ
NGNG概ね1月の2〜5日くらいに起こることかしら。
もちろん全くの偶合で元日の発生はここ20年ほどでは見られていません。
しかし正月松の内に地球と太陽が最も接近していることは意識してよいことかも。
0245あやめ
NGNG0246あやめ
NGNGb 00/12/26 02:22 大寒01/01/20 09:16
c 01/01/24 22:07 雨水01/02/18 23:27
d 01/02/23 17:21 春分01/03/20 22:31
e 01/03/25 10:21 穀雨01/04/20 09:36
f 01/04/24 00:26 小満01/05/21 08:44
g 01/05/23 11:46 夏至01/06/21 16:38
h 01/06/21 20:58
i 01/07/21 04:44 大暑01/07/23 03:26
j 01/08/19 11:55 処暑01/08/23 10:27
k 01/09/17 19:27 秋分01/09/23 08:04
l 01/10/17 04:23 霜降01/10/23 17:26
m 01/11/15 15:40 小雪01/11/22 15:00
n 01/12/15 05:47 冬至01/12/22 04:21
o 02/01/13 22:29 大寒02/01/20 15:02
p 02/02/12 16:41 雨水02/02/19 05:13
q 02/03/14 11:03
0247あやめ
NGNG両合朔の間には中気の発生が見られませんでした。本来なら五月の次の月が閏月になるべき
筋合のところですが、暦日は夜半(午前0時)から始まることになっているので、暦月の初日の
朔日も合朔を含む日の夜半が起点となります。
従って6月21日は合朔の発生する20時58分より前の午前0時に朔日が始まりますので、
夏至の発生はその後である16時38分になるので6月21日から五月が始まるわけです。
そうなると5月23日11時46分の合朔から五月朔日の前日までの間には中気が存在せず、
四月の次のが自ずから閏月に当ることになる次第です。
下に各月の排列を示します。
a十一月、b十二月、以上は前年庚辰歳
c正月、d二月、e三月、f四月、g閏月、h五月、i六月、j七月、k八月、l九月、
m十月、n十一月、o十二月、以上本年辛巳歳
p正月、次年壬午歳
なお来年2004A.D.甲申歳も閏年となります。3月21日と4月19日に発生する
合朔の間に中気が存在しないため、三月の次が閏月に当ることになります。
今回のは正則的な閏年の事例でしたが次回には変則的閏年事例を示します。
0248あやめ
NGNG三月の次が閏月に当る>二月の次が閏月に当る
0249世界@名無史さん
NGNGたくさんある紀年法のうち、来年がキリ番年になる紀元って何かありますか?
0250世界@名無史さん
NGNGレス番号の100台の中間くらいにいろいろあるからその中から計算して探してみれ。
報告もよろしく
0251世界@名無史さん
NGNGこれ何の紀元だろう? だがしかし!これって明日で・・・
ジャスト6000周年じゃんか!
0252世界@名無史さん
NGNG0253世界@名無史さん
NGNG西暦の元日の定義はどうなっているんだろう?
0254世界@名無史さん
NGNG0256世界@名無史さん
NGNGチバック第3代皇帝の千葉総帥の新スレができたよ!!
この神々しさ!この癒しのお姿!!たまんないね〜
みんなも遊びにいこうよ!!フォウ!
┌────────┐
│J 謹賀新年 │
│O 臣民たちよ . │
|K %%%%%%%% |
|E 6|-○-○ | . |
|R | > | │
| \ ∇/ ..|
| / \ |
│ | | │
│あけまして .│
│ おめでとう!! │
└────────┘
明けましておめでとう!チバック帝国千葉です
http://tmp2.2ch.net/test/read.cgi/kitchen/1072942920/l50
0257世界@名無史さん
NGNGでもなーコンスタンティヌス大帝のときと、いまとでは、暦法事態違うだろ。
現に、春分は、三月二十一日とはきまってなくて、二十日のときもあれば、二十三日の
年もあるだろ。
0258世界@名無史さん
NGNGあ、でも東アジアは立春はじまりが多いか・・・
0259世界@名無史さん
NGNG0260あやめ
NGNGだからー、置閏法が厳密でなかったため春分が必ずしも3月21日に当らなくなったため、
ユリウス暦をグレゴリオ暦に改めて調節したわけなの。日本の暦では標準時の関係で3月
20日が春分になっちゃう年もあるけど、キリスト教国では概ね3月21日になってる筈。
1583A.D.以降で3月23日になってる年なんてあるの?
これで理解してもらえたかなー。
0261世界@名無史さん
NGNG0262世界@名無史さん
NGNG0263世界@名無史さん
NGNGそんなヨタ話はいいから、グレゴリオ暦の元日の定義を出してみろよ。
0264世界@名無史さん
NGNG「割礼年初」がどうとか言う話もあるようですが。
0265世界@名無史さん
NGNG春分基準で明確。
現行のグレゴリオ暦では定義してないだろ?
0266世界@名無史さん
NGNGあやめ先生が、暦について授業をしていると
ガキA「先生、スリーサイズは?」
ガキB「なぜ、結婚しないの」
ガキC「……(ガンバレあやめ先生)」
0267世界@名無史さん
NGNG逆に日付けが一日分ジャンプしたりするんだよね。
月の末日は30日でごく稀に29日の日付けで終わるけど31日というのはない。
それなのに年間の日は合計365日か366日ちゃんと計算あうんだよなー。
合理的なのか非合理なのかよくわからないとこが面白いね。
0268世界@名無史さん
NGNGインドの太陽暦の影響を受けているんですよね。
意外にも広大な範囲で使われているのね・・・
0269世界@名無史さん
NGNGしかも今やイスラム大国になったインドネシアでも健在だそうです。
0270あやめ
NGNG余裕が出来たので久しぶりで顔出ししました。時恰も立春なので暦の話題です。
>>267
インドやチベットの暦に欠日や余日が出現する事情について書きましょう。
インドの暦法で日付を決定する基準は朔から次の朔までの時間を30等分した
"Tithi"です。Tithiは合朔の時刻を0として太陰(お月様)が白道上を12度
移動した角速度を1単位とし、その順番に暦日を対応させるシステムです。
暦日は日の出から始まり次の日の出までが1単位日です。そこである日の
正午ころに合朔が発生したとすると、翌日の正午より少し前くらいの時刻に
第1のTithi(以下では「T1」と表示します)が終わります。このT1の終了
時刻を含む暦日を当該月の第1日とします。
ところで朔望月の長さには変動があるのですが、平均値は29.530589日(29日
12時44分02.878秒)となっており、Tithiの平均値は凡そ23時37分
28秒です。通常の暦日は24時間ですからTithiの替り目の時刻は漸次繰上り
遂には1暦日中の早朝と深夜と2回Tithiの終了が発生することがあります。
0271あやめ
NGNG発生したような事例では、暦日は先に発生したT25に対応した日付で規定され
第25日となり、翌日はT27に対応して第27日とされます。
つまり1暦日中にTithiが2回含まれる事例では後発の方は無視されてしまい、
これを"Kshaya Tithi"「欠日」と称します。逆に次のTithiが翌日でなく翌々日
発生するような事例もあるようで、この場合は同じ日付が2回連続するわけで
"Adhika Tithi"「余日」と呼ばれています。
インドの暦法は複雑で閏月ばかりでなく「欠月」も存在します。これについては
後日に書くことにします。
0272世界@名無史さん
NGNG0273世界@名無史さん
NGNG合理的な10進数を採用するため、1年を10か月に分ける。
月の名称は0月から9月までとし、偶数月を37日間、奇数月を36日間とする。
ただし、閏年は最後の月である9月も37日間にする。
月と同様に、日も0日から数え始め、35日または36日で数え終わる。
1年の始まりは0月0日であり、1年の終わりは9月35日(平年)または9月36日(閏年)である。
七曜は宗教的にどうしても必要な場合に限定して採用し、公機関または
民間企業を含む一般生活においては廃止する。
その代わりに、5日または10日の周期を採用する。
日付の末尾が4または9の日を休日とし、3または8の日を半休日とする。
また、月末の35日、36日も休日とする。
合理暦を採用する場合、同時に合理時制も採用する。
合理時制は1日=10時、1時=10刻、1刻=10分、1分=10厘、1厘=10秒とする。
月日と同じように0から数え始め、1日の始まりは0時0刻0分0厘0秒であり、
1日の終わりは9時9刻9分9厘9秒である。
ただし、慣用表記として、時分秒のみの表記(0時00分00秒)も認めることとする。
0275世界@名無史さん
NGNGユリウス通日の起算点である紀元前4713年(-4712年)を0年(1年ではない)とする。
今年(2004年)は2004-(-4712)=6716年
0276世界@名無史さん
NGNG0277世界@名無史さん
NGNG↓こんなのもあるよ
ttp://www.asahi-net.or.jp/~dd6t-sg/univunit-j/j23.pdf
0278世界@名無史さん
NGNG合理的にするなら月や時分秒なんて単位(゚听)イラネ
2004/1/1 00:00:00 => 2004年0日
2004/3/4 23:30:00 => 2004年63.979日
0279世界@名無史さん
NGNGロシア正教会は現在でもユリウス暦。したがってクリスマスは一月七日。
イギリスもプロテスタントなので最初は抵抗し、1752になって変更。
アメリカにおける英植民地も同様で、新旧二つの暦の併用される事態がしばらく続いた。
わざわざ旧暦old style=OSと新暦new style=NSなどと
付記して区別つけることも行われた。
イギリスは1752の9月2日からいきなり14日になったため
ただでさえ混乱したのに、地主などが11日分の地代を払い戻さずに
取りたてたせいで、ついには暴動まで発生した。
0280世界@名無史さん
NGNGイギリスでは年初も3月25日にあったらしいね。
24 Mar. 1701の翌日が25 Mar. 1702になる。
これを日本語で書くと、「1701年3月24日の翌日が1702年3月25日」というものすごい混乱を
引き起こすことになるが、西洋では月を数字で呼ばなかったから混乱は少なかった。
1752年にグレゴリオ暦に改暦するときに、同時に年初を1月1日に改正したから、
イギリスの1752年は3月25日から12月31日までで、途中で11日除かれたから271日しかなかった。
ちなみに、ユリウス暦をグレゴリオ暦に改暦するときに、ローマの10月15日とか
イギリスの9月14日のように中途半端な日付を選んだのはキリスト教の宗教行事と重ならない
時期を選んでいるらしい。
もっとも、ベルギーなどでは1月1日に改暦したため、クリスマスがなくなったりしたようだが(藁
ttp://www.asahi-net.or.jp/~dd6t-sg/when/when2.html#6
0281世界@名無史さん
NGNG0284あやめ
NGNGJulian period を起点とする紀年は存在するんです。
但し4713B.C.を0年として翌年から起算するのではなく、直ちに元年としています。
従って今年はこの「ユリウス紀元」では6716年ではなく6717年となります。
一般に暦法関連の書物やサイトでは必ず「ユリウス日」について説明してありますが、
「ユリウス年」について触れたものは稀なようです。書籍としては渡邊敏夫著「暦」
(「西暦1937年はユリウス週期の1937−(−4713)=6650年に当たるのである」)
サイトとしては下記のものが僅かに見かける程度です。
http://eric.home.sprynet.com/Julian.htm
"1998 is the year 6711 of the Julian Period, since 6,711 years have elapsed
since the year 4713 B.C. The Julian Period will be completed in the year 3267,
which is 1,269 years from now, and 7,980 years after 4713 B.C."
ということなので、インドのカリユガみたいな回帰紀元の一種です。
0285あやめ
NGNG多分そうなんだろうと思ってたんですが実際はそう単純じゃなく、毎年の末には
来年の元日はいつなんだか各宗派でもめるらしいです。
通常の公式行事や生活はグレゴリオ暦でやってるようですが、更に日本や支那の
太陰太陽暦も行われてるらしく、ややこしいから一本にまとめてくれという声も
あるんだとか。
http://www.mopi-npo.com/mopitusin-28.htm
ここの「ウランバートル特派員報告」のとこを読んでください。
0286あやめ
NGNGユリウス暦からではありません、スカリゲルが叔父さんの名から採ったもの
なんです」という断り書が付いてます。
でもお父さんとかじゃなく叔父さんていうのが何か不自然。よほど大恩ある
叔父さんなのかもしれないけど(あやめも叔父さんちに厄介になってるので
解からなくもないけど)、その辺の事情が説明されたためしがない。
当時は既にグレゴリオ暦に切り替わってはいるけど、この暦元の設定は全て
ユリウス暦によってなされているんだし、その命名に当たってスカリゲルが
まるきりユリウス暦を意識してなかったとは思えないんです。
でもあくまで想像に過ぎないんだし、御本人がそう言ってるんじゃ信じる外
無いけどね。
0287世界@名無史さん
NGNG父親(叔父?)の名前がユリウス・カエサル・スカリゲルのようなので、父親の名前は
ローマ皇帝のユリウス・カエサルから取られたという可能性も否定できないんだけど。
0288世界@名無史さん
NGNG人々の時間のとらえ方が直線的になったという説を
聞いたことがあるんですが、本当ですか?
0289世界@名無史さん
NGNGそれって、円環的から直線的な歴史(時間)観っていう、よくある主張じゃん。
直線的な時間感覚への移行の最大の要因は、ユダヤ教経由のキリスト教。
天地創造→律法下→恩寵下→最後の審判
0290世界@名無史さん
NGNG36日・37日の周期って、合理性はあるの?
0291世界@名無史さん
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