見えないものと仲良くなる - イナンナの冥界下り | ウェブマガジン
タイトルHPより引用
>> また「下る」のシュメール語(ed3)には「上る」という意味もある。
>>だから本当は「冥界下り」ではなく、
>>「冥界上り」なのかも知れないが、まあ、いまは気にせずに…。

>> さて、ある日、イナンナは冥界に心を向け、持てるものをすべて捨て、
>>かわりに7つの「神力(シュメール語で「メ」)」を身につけて、冥界に向かった。
>> 冥界には、冥界の女王がいる。
>>イナンナの姉である「エレシュキガル」だ。
>> エレシュキガルは、イナンナが来たのを喜ばず、門番ネティに

>>「7つの門で7つの神力(メ)をすべて引き剥がせ」と命じる。

>>ネティがその命令のままに、
>>イナンナの神力(メ)をすべて引き剥がして裸にすると、
>>冥界の裁判官たちもイナンナに「死のまなざし」を向けて、
>>「弱い肉(死骸)」にしてしまう。
>>そして、イナンナを冥界の釘に吊るすのだ。

>> イナンナがいなくなった地上では、あらゆる生殖活動が止まった。
>>人間の生殖活動だけでなく、動物も、そして植物も繁殖をしなくなった。