はじめの一歩●Round676●
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2019/10/01(火) 23:21:57.88ID:3FCkeQ/jRound 1277 スパー大会
伊達ジム主催のデビュー前スパー大会に招かれた一歩&弟子二人…と、付き添いの板垣。そこには懐かしい顔が揃っていた
沖田「来たか」
小橋「彼らが君の教え子?」
一歩「紹介するよ。伊達ジムの沖田トレーナー。大滝ジムの小橋トレーナー。と…?」
小田「デビュー戦の相手を忘れたか?」
一歩「西川ジムの小田トレーナー」
小田「ウス」
沖田「人相変わりすぎなんだって」
板垣「あいさつ」
泰平&金田「どーも」
そしてスパー開始。が…まるで歯が立たず、二人共あっさりKOされてしまった
泰平&金田「うう〜っ」
板垣「聞いてみたら小学生のころからみんなやってるって。仕方ないよ。それにあちらの三人…現役時代先輩に負けているから、その怨みで炊き付けているんだよ。強くなれ。プロのリングで見返してやれ」
泰平&金田「〜っ!」
そんな時、思わぬ来客が
藤井「メキシコ在住の寄稿者からニュースが飛び込んできてね。決定的瞬間のファックスも届いている」
沖田「二人して倒れているじゃねぇか」
小田「もつれて転んだだけじゃないの?」
伊達「それにしてもリカルドが膝をつくなんざ、大事件だな」
一歩「僕もそう思います。でも…千堂さんなら、わかる気がします」
藤井「現場に居合わせたゴンザレスと試合が決まったそうだ。勝者がタイトルマッチ挑戦!もしかしたらリカルドに挑む二人目の日本人になるかもしれない。一人目としてコメントが欲しくてね」
伊達「まずはゴンザレスでしょ。コイツが負けた相手だ。一筋縄じゃいかないでしょ」
一歩「とにかくワクワクしますね。凄い試合になると思います。是非リカルドさんとのタイトルマッチに辿り着いてほしいです」
(ドンッ!!)
…そんな会話を聞き、サンドバッグを殴りつけた少年がいた
雄二「それでいいんですか?幕之内さん」
一歩「……!」
雄二「あなた千堂さんに勝ってますよね?その相手に横取りされるかもしれないんですよ?」
一歩「ボクシング始めたんだね」
しかし少年は聞く耳持たず…
雄二「僕はきっと間に合わない。だけど誰かがやってくれると思っていた。それはあなただと信じていた。…あの時、今の自分じゃ無理だと言いましたよね。いつならいいんですか?」
伊達「よせ!言いすぎだ!」
雄二「ロードワークに行ってきます」
伊達「…悪いな。まだ事情がわかっていなくてな」
小田「〜っ!俺も言いてぇっ!まだやれるんじゃねぇのか!?お前強ぇんだからもったいねぇよ!俺達の世代の代表だと思っていたんだよ!萎えちゃった冷めちゃったじゃ困るんだよっ!」
小橋「幕之内くんがやり切ったと言っているなら、口を挟むことじゃない」
沖田「それは引退した俺達が一番よくわかっているはずだろう?」
一歩「……。今日はこの辺で失礼します。お世話になりました」
小橋「…確かに、僕らは引退した人間の気持ちはよくわかる。でも逆はわからない。再起に必要なものは何ですか?一体どんな考えで戻ったんですか?」
伊達「考えちゃいけねぇ。ココより、ココだ(頭より心)。日常に生きる者にとって、リングっつうのは狂気の沙汰だ。もう一度あの中に身を投じるのに、必要なのは…熱!俺の場合、引退後もグツグツと煮えていた。しかし一度冷めちまったとなると…」
つづく(全18P)
巻末コメント:チャンピオン お祝い色紙 ありがとう
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