>大容量キャッシュ スーパースケーラ
もともとキャッシュやスーパースカラはRISC起源の技術ではない。
大型コンピュータやスーパーコンピュータなどのアイデアを、
CMOSの進歩で集積度の加速したマイクロプロセッサがあとから取り込んだもの。
スーパースカラを初めて導入したIBMのSystem 360/91(1967)は何しろCISCだ。つまりCISC起源。
命令セットは関係ないし、386当時に大容量キャッシュやスーパースカラはRISCはもってない。
歴史的にみてもIntelがi初代Pentium('93)でスーパースカラを導入したのはRISCに対して時期的に遅い方ではない。
例えば最初にSPARC系でスーパースカラを導入したのは、SupperSparc('92), HyperSPARC('93)であり、
Pentiumと同時代に開発されたものだ。
80年代に本物のCISCがほぼ壊滅した時点でRISCvsCISC論は終わるべきだった。
その後、マイコン型アーキテクチャに対して苦戦していたRISC陣営が何でもRISC起源説のほら吹き
マーケティングに回り始めたのだ。